【ハイキュー‼×SVリーグ】青柳京古にとって『ハイキュー‼』はバレーの教科書 「作者の古舘春一先生に監督をやってみてほしい!」
『ハイキュー‼』×SVリーグ コラボ連載vol.2(32)
東レアローズ滋賀 青柳京古 後編

(c)古舘春一/集英社 選手写真/SVリーグ
(前編:東レ滋賀の青柳京古が目指し続けたオリンピックの夢 悩み続けて果たした31歳での代表入りとその先>>)
現役のSVリーガーに、バレーボール漫画『ハイキュー‼』を語ってもらうコラボ連載。選手たちが選ぶベストメンバー、共感したシーン、ベストゲームとは?
<SVリーガーが語る『ハイキュー‼』>
Q1、監督目線で『ハイキュー‼』のベストメンバーを選ぶなら?
【オポジット】
牛島若利(白鳥沢学園高校)
【アウトサイドヒッター】
星海光来(鴎台高校)、澤村大地(烏野高校)
【ミドルブロッカー】
日向翔陽(烏野高校)、黒尾鉄朗(音駒高校)
【セッター】
及川徹(青葉城西高校)
【リベロ】
古森元也(井闥山学院高校)
「牛島は"いたらラク"って感じですね。サイドは田中龍之介も迷ったんですけど、澤村さんはキャプテンシーがあるし、あまりプレーはフォーカスされないけど、彼のおかげで救われている場面が多い気がします。もうひとりは星海。顔が主人公っぽくないですか? 身長が高くなくても活躍する水町(泰社)選手みたいですね。
ミドルは日向。いろいろ自分と重なるので(笑)。黒尾は、ツッキー(月島蛍)を覚醒させたのがいいですね。あと、バックアタックも得意ですよね。私も、サイドをやっていた時は得意技だったんです。今もサーブ打ったあと、後衛から打ちたいくらいです。
セッターは翔陽とのコンビで影山飛雄と及川で迷いますが、全員を生かしてくれそうな及川にします。リベロは古森。まずは井闥山(いたちやま)という高校名が読めなくて(笑)。彼についてはそこまで深く描かれてはいませんが、なぜか印象が強いんですよ」
Q2、教訓となった、共感した場面や言葉は?
「試合中に日向がマイナステンポで先に飛び出す時、相手のミドルがその攻撃の選択肢を捨てるか、コミットするかを決めるじゃないですか。かと思えば、ファーストテンポで同時多発攻撃をする。『紛れる』という言葉が出てきますが、全員が助走しているシーンが大好きです。
テンポを使い分けていて、まるでバレーの教科書ですよ。『ハイキュー‼』は感動するし泣けるけど、バレーをやっている人には『教科書だからちゃんと読んでみて』って思います。作者の古舘(春一)先生に、オールスターなどで監督をやってみてほしいです!」
Q3、作中の個人的ベストゲームと、その理由は?
烏野高校vs鴎台高校
「日向が鴎台戦の前に、ご飯を食べて休むように言われているのに、試合が見たいから休まないんです。それが伏線になって、試合で熱が出てしまった。そこで武田一鉄先生が『君こそはいつも万全でチャンスの最前列に居なさい』と言って、この人がチームの顧問でよかった、と思いました。休むことや食事も、全部含めてバレーだから、特に身長が高くない選手はそれを頑張らないと生き残れない。この作品は、最後にこれを伝えるためなんじゃないか、と思ったくらいです」
(後編:影山飛雄と日向翔陽の"最強"コンビに思う、セッターとスパイカーの関係>>)
【プロフィール】
青柳京古(あおやぎ・きょうこ)
所属:東レアローズ滋賀
1991年12月16日生まれ、長野県出身。182cm・ミドルブロッカー。中学で頭角を現し、JOCジュニアオリンピックカップの長野県代表に選出された。長野日大高校を経て、愛知学院大学では全日本大学選手権に出場。大学4年時にアウトサイドヒッターからミドルブロッカーに転向した。大学卒業後、上尾メディックス(現・埼玉上尾メディックス)に入団。2023年に日本代表入り。2024年に東レアローズ滋賀に移籍した。
