定例記者会見に臨む東京都の小池百合子知事(17日、都庁で)

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 自民党大会で陸上自衛隊の女性隊員が国歌を歌唱したことを巡り、東京都の小池百合子知事は17日の定例記者会見で、「自衛隊は国民からの信頼を何よりも求められる。誤解を招きかねない行動は慎むべきだった」と述べた。

 2007年に第1次安倍内閣で防衛相を務めた小池氏は、今回の歌唱について、「省内でどこまで知らされていたのか不明。課題の重要性の判断、どこまで誰に判断を申し出るかなど、情報伝達は自衛隊のみならず行政やあらゆる組織で言えること」とした。

 その上で、歌唱した女性隊員については「何よりご本人は素晴らしい声の持ち主。彼女が傷つかないようにしてほしい」と気遣った。

 この問題を巡っては、小泉防衛相は、職務ではなく私人としての行為だったとして、自衛隊員の政治的行為を制限する自衛隊法61条に抵触しないとの認識を示している。一方で、小泉氏は事前に知らされていなかったとして、防衛省内の報告体制を改善する考えを明らかにしている。