防空網を突破して長距離打撃…イランに誇示する米爆撃機「レイダー」
米国の次世代ステルス戦略爆撃機B−21「レイダー」の飛行場面が初めて公開された。イランとの終戦交渉を控えた時点に軍事的メッセージを込めたのではという解釈が出ている。
米軍事専門メディアのウォーゾーン(TWZ)によると、製作企業ノースロップ・グラマンは空中給油試験中のB−21の上面の写真を初めて公開した。これまで正面や地上の場面だけが制限的に公開されてきたが、飛行中の機体の上部や排気口を見せたのは今回が初めてだ。
写真は1号機「ケルベロス」が空中給油機に接近する場面だ。特にステルス性能の核心である空気吸入口と排気口の構造が捕捉された。胴体上部に埋め込まれた吸入路と内部深くに切り込まれたV字型の排気口は赤外線探知を最小化するための設計と分析される。
操縦席の窓も異例に小さく設計されている。これは視野を最小レベルで維持しながらレーダー反射面積(RCS)を減らし、ステルス性能を最大化するためと解釈される。
B−21は従来のB−2爆撃機より小さいが、作戦効率性と航続距離は大幅に改善された。長さは約19メートルでF−15戦闘機とほぼ同じで、翼幅は約44〜47メートルと推定される。エンジンは2つで、燃料積載量を増やして滞空時間と作戦半径を拡大した。
ノースロップ・グラマンはB−21を「歴代最も燃費が良い爆撃機」と説明し、空中給油依存度を低めて作戦の柔軟性を高めたと明らかにした。
専門家らは今回の公開時点に注目している。B−21の主要任務は敵の防空網を突破して長距離精密打撃を遂行することであり、イラン核施設の攻撃に投入されたB−2の後続戦力が実戦配備段階に近づいたことを誇示する意味があるという分析だ。
ただ、米政府がこれを交渉と結びつけて公式的に言及したことはない。B−21は2027年の実戦配備を目標に開発が進行中で、現在まで約50億ドル(約8000億円)以上が投入されたという。
