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京都・南丹市で小学6年生の安達結希くんが遺体で見つかった事件で、死体遺棄の疑いで、父親の安達優季容疑者(37)が逮捕されました。今後の刑事手続きはどうなるのか、再逮捕となる場合は捜査のポイントはどこにあるのか。元捜査1課長に聞きました。

■5月5日までに…起訴に向け証拠集め

藤井貴彦キャスター
死体遺棄の疑いで父親の優季容疑者が逮捕されました。全容解明に向けた今後の流れはどうなるのでしょうか?」

小栗泉・日本テレビ報道局特別解説委員
「まずは刑事手続きについて整理します。16日未明に死体遺棄の疑いで逮捕された優季容疑者は日中、京都地検に身柄を送られ、検察官による取り調べを受けました」

「そして裁判官が勾留、つまり身柄の拘束を続けることを認めたため、再び身柄は南丹警察署に戻され、現在は留置場にいるものとみられます」

「この勾留期間は最長で20日間とされ、今回は5月5日までに警察は死体遺棄の罪で起訴するための証拠を集めることになります。証拠が十分だとなれば優季容疑者は検察に起訴されて裁判へと進み、十分でないと判断されれば釈放されることになります」

「警察としては、この20日間が勝負になるわけですね」

元神奈川県警捜査1課長・鳴海達之さん
「そうですね。死体遺棄に関しては、この20日間で勝負をかけるということになります」

■供述の中に「秘密の暴露」があるか

藤井キャスター
「この20日間で殺人の疑いで再逮捕ということになるとすれば、いつ頃だと思われますか?」

鳴海さん
「ネックには、死因が不詳だということがあります。すぐに再逮捕するかというと、そこは捜査機関、警察と検察の方で整合性を取りながら、検討しながら進めていくのだろうと思います」

藤井キャスター
「(殺人容疑で)もし再逮捕ということになると、勾留期間が延びますか?」

鳴海さん
「死因がはっきりすれば、5月5日に死体遺棄の事件は処分保留で一旦釈放。そして、あらかじめ用意しておいた殺人の逮捕状を釈放とともに執行し、また同じように検察庁に送る手続きをして勾留請求し、そこから20日(間)となります」

藤井キャスター
「警察としては、父親の自供以外にどんな証拠が有力だとして集めていくことになるのでしょうか?」

鳴海さん
「今は殺人に関して直接証拠のようなものがないので、供述の中にいかに秘密の暴露、犯人しか知らない事実があるのかということです」

「あとは、供述した内容の裏付けがどれだけ取れるか。数が多ければ多いほど、やはり真実を語っているという見方ができるので、そういった供述をいかに引き出せるかというのがポイントになってくると思います」

■勾留される「留置場」、どんな部屋?

藤井キャスター
「取り調べの間、父親の優季容疑者は留置場に置かれることになります」

小栗委員
「勾留されている留置場がどんな場所なのか。今回とは違う、都内にある留置場の映像があります。留置場とはどこもこういった形なのでしょうか?」

鳴海さん
「そうですね。あまり大きな違いはありません。(映像で見える)洗面台のようなものは、私は見たことがありませんけれども…」

藤井キャスター
「勾留中は、外部の情報は得ることはできるのでしょうか?」

鳴海さん
「そうですね。新聞が入ったりとか、差し入れで文庫本や週刊誌などが入ったりします」

■今後の捜査、どう進んでいく?

藤井キャスター
「今後、捜査はどのように進んでいくものと考えていますか?」

鳴海さん
「やはり死体遺棄事件を固める中で、いろんな話が出てくるでしょうから、その裏付けを取りながら、次の殺人というふうなことを話します。それを視野に入れた捜査を展開していかないといけません」

「ただ、その前にやはり死体遺棄をきちんと固めないと事件自体が崩れるので、そこはしっかり固めていきましょうということになります」

藤井キャスター
「死因がなかなか分かりませんが、時間がかかってしまう理由は何だと思われますか?」

鳴海さん
「(体の細胞を調べる)組織検査になってしまうので、どうしても時間がかかるところだと思います」

藤井キャスター
「やはり発見されるまで時間が経ってしまっていることが大きな影響を与えているのでしょうか?」

鳴海さん
「そうですね。やはり腐敗が大きな影響を与えているのだろうと思います」

(2026年4月16日『news zero』より)