スポニチ

写真拡大

 ◇インターリーグ ドジャース4─1ガーディアンズ(2026年3月31日 ロサンゼルス)

 ドジャース大谷翔平投手(31)が31日(日本時間4月1日)、本拠でのガーディアンズ戦で「1番・投手兼DH」として、今季初めて投打二刀流で先発出場。試合の途中からロサンゼルスでは珍しい雨が降り始める展開となったが、今季3度目のチケット完売となった5万3614人の大観衆の前で6回1安打無失点に抑える好投を見せ、今季初勝利を手に入れた。打撃では1安打2四球を選び、自己最長の36試合連続出塁をマークした。今季から導入された自動投球判定システム(ABS)にも言及した。

 大谷は昨季を含めてこれで22回2/3を連続無失点。これはキャリアハイの記録となった。投手として開幕から本格的にスタートした今季は、新スタイルが見られた。

 右肘手術から投手復帰した昨季は、直球が38.8%、スイーパーが22.8%、スライダーが11.3%、カーブが8.8%、シンカーが7%、カットボールが6.6%、スプリットが4.6%だった。

 しかし、この日は配球面で明らかな変化があった。直球が最多の37%だったが、変化球の中で最多だったのはカーブで24%。次いで多かったのがスプリットで17%で、スイーパーが14%、シンカーが5%、スライダーが3%と配球の割合が明らかに変わった。この日、三振を奪った球種は、スイーパーが2個、スプリットが2個、カーブが2個だった。

 大谷はこの日ABSで2回判定がストライクとなる場面もあった。特に3回2死一、二塁で、2番・ケイファスに対してカウント1―1から一度はボール判定となったが、捕手スミスと大谷の双方がABSチャレンジに成功して追い込むと、最後はカーブで三振に仕留めた。

 試合後、ABAチャレンジについて問われた大谷は「見る方もやる方も、審判の方にとっても全体的にいいんじゃないかなとは思っています」と歓迎。「いつどのタイミングで出るのかは凄く楽しみですし、審判の方にとってもいいことなんじゃないかなと思ってます」と自身の感想を語った。

 捕手のスミスもABSについて言及。「際どい判定に対してチャレンジした方が価値がある場合もある」としつつ、成功した時の気持ちについては「判定を覆せるのは良いことだけど、同時に自分のフレーミングでストライクだと思った判定がボールとコールされたことへのいら立ちもある。だから、もちろんストライクが欲しいわけだけど、時には逆に(チャレンジせずに)ストライクを"盗めた"方が良かったと思うこともある。なのでおもしろいよ。試合に勝てたのは良かったし、これは我々が引き続き取り組んでいかなければならないこと」と審判との駆け引きも重要でアルと語った。

 最終回の9回に守護神ディアスが雨でぬかるむマウンドで制球に苦しむ中でABSチャレンジに成功した場面については「あまり自信はなかった。(ストライクゾーンを)かすったかもしれないし、かすっていないかもしれない、という感じだった。あそこでワンストライクを取るのはいいタイミングだと思ったし、チャレンジも2回残っていたから、そこでコイントスのようにやってみたらうまくいった」と振り返った。