こちらから「後半、少しオープンな展開になりました」と振ると、三笘は「そうですね」と応じ、言葉を継いだ。

「もちろん、決めるべきところを決め切れないと、こうなります。相手のキーパー(アルゼンチン代表のエミリアーノ・マルティネス)も素晴らしいクオリティで、なかなか難しかったです。全員で守備のところを意識してましたけど、攻撃の時に少ない人数でやり切らないといけないところもあった。僕の責任もありますし、チーム全員の責任もあります。でも、すぐに次の試合が来ます。切り替えるしかない」
 
 この日のブライトンは、チームとしてシンプルにプレーしていた。三笘によると「まず守備からしっかり入るところと、距離感良くプレーするところ」を重視していたという。「相手の配置的にも、こちらのパスが回りやすい形だったので、そこはうまく利用した感じでした」と振り返った。

 またパレス戦でホームサポーターからブーイングが起きたことについても見解を述べた。

「結果が出てないので、もちろん妥当なブーイングだと思います。もっと上に行かないといけないチームですけど、このような状況になっている。しっかりポイントを稼いでいかないと厳しくなる。こういうところで踏ん張れるか。自分たちの力が試されている」

 三笘の言葉は、自身のプレーにも及んだ。28歳のアタッカーは「思っているようなプレーはできてない。連戦でも、もっと違いを作らないといけない。次もしっかり試合に出て、やらないといけない。自分のところのプレーが足りてないと感じてます」と述べ、守備に奮闘しながらも、アタッカーとしてゴールを生み出せなかったことを悔やんだ。
 
 もっとも、試合後に心が救われる場面もあった。

 敵地に乗り込んだブライトンサポーターが送ったのは、ブーイングではなく温かい拍手と声援だった。平日のナイトゲームに駆けつけるコアなサポーターだけあり、ここまで苦楽を共にしてきたクラブと選手たちを力強く励ました。三笘もすぐにスタンドへ歩み寄り、彼らに感謝の拍手を長い時間、送っていた。

 次戦は、14日に敵地で行なわれるFA杯リバプール戦だ。停滞するリーグ戦の流れを断ち切る意味でも、ブライトンにとって大きな一戦となる。

取材・文●田嶋コウスケ

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