「無理しないで」と伝えるときの英語表現 ---- Don’t push yourself. や Take it easy. などのニュアンスをネイティブが解説 【ラジオビジネス英語】
体調がよくない人、仕事の負担が多すぎる人などに、「無理しないで」と声をかけたくなることは少なくありません。ただし、相手が無理をして頑張っている状況に配慮することも大切。いろいろな場面に合った言葉を言えるようになるといいですね。
今回は「ラジオビジネス英語」11月号の「Lisa’s Expressions」から、「無理しないで」を伝える表現をご紹介します。
(Please) don’t overdo it.
(Please) don’t overdo it.(やりすぎないで[頑張りすぎないで](ください))
overdoは「度を超してやりすぎる」ということ。Pleaseがついた、柔らかい印象を与える言い方を、私自身はよく使います。
Your muscles are tense. Rotate your shoulders. But please don’t overdo it.
(筋肉が硬くなっているから、肩を回して。でも、無理しないでください)
Don’t push yourself.
Don’t push yourself too hard.
Don’t push yourself.(無理しないで)
Don’t push yourself too hard.(無理しすぎないで)
「自分の限界を無理に超えようとしないで」という意味。体の具合が悪い、仕事があまりに忙しいといったさまざまな状況で相手が無理をしているときに口にする言葉です。
If you’re dizzy, don’t push yourself. Take time out.
(めまいがするなら、無理しないで。ちょっと休んだほうがいいよ)
Take it easy.
Take it easy.(気楽にやろうよ。頑張りすぎないで。無理しないで)
フレンドリーなひと言で、「頑張りすぎなくていいよ」という感じです。別れ際の「それじゃ、またね」といった軽いあいさつとしても使われます。退勤時にまだ仕事をしている人に言うなら、「お疲れ様」のニュアンスや、Don’t work too hard.の意味を含むこともありますね。
If we can’t finish it today, there is always tomorrow. Take it easy.
(今日それを終わらせられなくても、必ず明日があるんだから。気楽にやろう)
Take it [Go] at your own pace.
Take it [Go] at your own pace.(自分のペースでやろうよ)
「みんなと同じペースでなくていいよ」ということ。「急がなくていい、無理する必要はない」といった意味合いになります。
Maybe you’re a late bloomer. Don’t worry. Just take it at your own pace.
(たぶん君は大器晩成型なんだよ。心配しないで。自分のペースで進めばいいんだから)
It’s okay to take a break.
It’s okay to take a break.(休んでも大丈夫だよ)
疲れていても頑張り続けている人にかけたい言葉です。身体的な意味でも、精神的な意味でも使えます。
You’re so busy taking care of your three kids 24/7. But it’s okay to take a break occasionally. You need time to yourself, too.
(あなたは3人の子どもの世話で毎日朝から晩までとても忙しいけれど、たまには休んでも大丈夫。自分自身の時間も必要だよ)
Get some rest if you need it.
Get some rest if you need it.(必要なら休んでね)
相手を気遣うひと言で、優しさや温かみがあります。相手の体調が悪くなったときなど、とっさの場面で言えるといいですね。
You’re probably jet-lagged. Get some rest if you need it.
(たぶんあなたは時差ぼけだよ。必要なら休んでね)
Listen to your body.
Listen to your body.(自分の体の声を聞いて)
What is your body saying?(体はなんて言っている?)と続ける人もいるでしょう。無理しなくてはならない状況でも、「体が発しているサインを感じ取って」ということですね。
Listen to your body. Rest your eyes.★「無理なら断ればいいんだよ」を英語にすると……?
(体の声を聞いて。目を休めなくちゃ)
Say no if it’s too much.
「負担が大きすぎるなら、できないと言って」ということ。
Noと言えずに仕事などを引き受けすぎてしまう人を思いやる言葉で、友達同士の会話でも、上司が部下に対して言うときにも使えます。例えば以下の会話では、Bさんがやることが多すぎて大変にならないかと、上司のAさんが気遣っています。
A: I want you to answer these emails today. Say no if it’s too much.
(これらのメールは今日返信してほしいのだけれど、無理だったらそう言ってね)
B: I have a lot on my plate now. Would tomorrow morning be OK?
(今、手一杯なんです。明日の朝でもいいですか?)
リサ・ヴォート
アメリカ・ワシントン州出身。メリーランド州立大学で日本研究準学士、経営学学士を、テンプル大学大学院で TESOL(英語教育学)修士を取得。専門は英語教育、応用言語学。2007年度 NHKラジオ「ものしり英語塾」で講師を務める。現在、青山学院大学非常勤講師。また、写真家としても活躍している。『知ってる英単語で広がる英会話』『CD BOOK ネイティブ感覚で もっと伝わる日常英語』(ともにNHK出版)など著書多数。
※記事公開時点での情報です
■NHKテキスト ラジオビジネス英語 2025年11月号より
