高須幹弥「小林氏は“勝ち馬に乗りたい”だけ」総裁選出馬の本当の狙いを一刀両断

高須クリニックの高須幹弥院長が自身のYouTubeチャンネルで、自民党総裁選への出馬を表明した小林鷹之氏について、その意図や政策を分析し、独自の見解を語った。

動画で高須氏は、小林氏の出馬会見を視聴した感想として、まず「ご本人は今回の総裁選で総裁になれるとは思っていない」と指摘。その上で、今回の立候補の最大の目的は、将来を見据えた「売名目的っていうのが一番大きい」との見方を示した。

高須氏は、現在の総裁選が人気の高い小泉進次郎氏と高市早苗氏の事実上の一騎打ちと見られている状況を解説。保守派とされる小林氏の出馬により、「保守の票が割れてしまう」と懸念を示した。これにより高市氏が1回目の投票で過半数を取れず、国会議員票が重視される決選投票にもつれ込む可能性が高まると分析。その際、小林氏は「勝ち馬に乗る」形で有力候補を支持し、将来の重要ポストなどの「貸しを作る」戦略ではないかと推測した。

また、会見で小林氏が「私にはビジョンがある」と繰り返したことについて、高須氏は「小泉進次郎さんへの当てつけ」だと分析。ビジョンが不明瞭とされがちな小泉氏を意識し、自身の政策実行力をアピールする狙いがあると読み解いた。一方で、高市氏の会見と比較し、小林氏の政策は「どの分野に投資するとか、あるいは税制をどうするかとかが、あんまり聞けなかった」と、具体性に欠ける印象を述べた。