リコール運動推進の曹興誠氏「中国の浸透、想像以上」 24件全て不成立/台湾
リコール推進団体が台北市内で開票状況を見守る集会を開いた。リコール不成立が続々と伝えられる中、曹氏は予定より約2時間半早く登壇してスピーチした。
曹氏はリコール運動が成功に至らなかった主な要因に中国共産党の浸透などがあるとした上で、もう一つの原因として、今回リコール投票が行われた選挙区は国民党の支持基盤が厚い地域で、投票率も高かったため、同党の組織的動員にかなわなかったと述べた。
「今日のリコールは成功しなかったが、落胆する必要はない」、「苦しみを受けるのは台湾人の宿命だが、恐れず勇敢に進むことこそ私たちの使命だ」と言及。投票実施に必要な署名集めでは、国民党議員に対する案が31件通過したのに対し、与党・民進党議員に対する案は1件も署名が必要数に達さなかったことに触れ、このことは皆を驚かせる奇跡であり、失敗ではなかったと話した。
また、リコールは成立しなかったものの、国民党や同党と実質的な協力体制を築く第2野党・民衆党には強いシグナルを送れたとの考えを示した。数の暴力で雑な法律を通すことは、台湾の法治をたちまち崩壊させ、国を混乱に陥れるだろうと警鐘を鳴らした。
(林敬殷/編集:田中宏樹)
