「泰ちゃ~ん!」ふるさとの祝賀パレードに3万7000人 西の正横綱・大の里 “声援を背に”名古屋場所に挑む
30日に発表された大相撲名古屋場所の新番付で、西の正横綱として最も大きく記された大の里泰輝の文字。29日に横綱の地元・石川県津幡町で行われた昇進祝賀パレードの模様を振り返ります。
30日朝に発表された名古屋場所の番付で、改めて最高位に記された自身の名前を確認した大の里。
横綱・大の里:
「きょう、こうやって番付に名前が載って実感が本当に湧きましたね。(名古屋場所は)過去2回は苦戦はしていますけど、起点となった場所でもあったので、立場も変わって、いろいろと変わってくることもありますけど、15日間しっかりとやるべきことをやって、自分なりに目標を掲げて、一日一番集中して頑張っていきたいと思います」
「大の里おめでと~!」
Q. どんな気持ち?
「うれしい」
「早く見たい。出てこんかな」
午後3時。
山下 実々 記者:
「いま、大の里関の姿が見えました。歓声が上がっています」
史上最速の横綱昇進を祝うパレードのため、ふるさとに帰ってきた大の里。
元・稀勢の里の二所ノ関親方と並んで、まずは記念撮影です。
29日は、金沢などで真夏日となる中、炎天下をゆっくりと進むオープンカー。
初優勝を祝うパレードから約1年…
2回目のパレードは、前回の1.5倍となる1.2キロの距離を進みます。
市川 栞 キャスター:
「大の里関が役場の前までやってきました。沿道からの歓声に笑顔でこたえています」
「大の里~!大の里~!」
沿道に駆け付けたファンは、津幡町の人口とほぼ同じ、約3万7000人。
大観衆の声援が飛びますが、特に目立つのが…
「泰ちゃ~ん!」
「中村く~ん!」
本名の「中村泰輝」の名前で呼ぶ、地元の人たちの声です。
「泰ちゃ~ん!」
ひときわ大きな声援を送るこちらの女性たち。
パレードの4時間前、地元津幡町のスガイ書店。
スガイ書店・吉田 由記子 さん:
「私たちが応援してるぞっていう津幡町民、石川県民、皆から愛されてるっていうことを伝えたくて書きました」
店主の吉田さんたちが、パレードのために作ったというメッセージボード。
度重なる災害の時、勇気を与えてくれた大の里。
今度は私たちが応援する番とばかりに、親戚一同、毎場所、熱い声援を送り続けています。
吉田さんのいとこ・洲粼 和代 さん:
「国技館行ったときに、息子夫婦と孫2人連れて行ったときに孫が作りました。これ何回もテレビ(中継)で抜かれたんですよ」
パレードの3時間半前、その応援グッズを持って会場に向かいます。
陣取ったのは、最前列。
いよいよ大の里が近づいてきました。
「あ、大の里見えた!」
「あんたすごいじ~」
「大の里右側で、左側が親方」
そして、目の前にやってくると…
「大の里~」
「泰ちゃ~ん 唯一無二~」
吉田 由記子 さん:
「やっぱり優しい笑顔だなと思いました。これも看板見てくれたのでよかったです」
パレード終盤に差し掛かっても鳴りやまない大の里コール。
「大の里~」
こちらの唯一無二の四字熟語を手にした女性たちは…
「唯一無二~!大の里~!」
横綱昇進の伝達式の口上「唯一無二」で精一杯、声をかけます。
「大の里~! 横綱~! キャ~!」
Q. 目合った人は?
「は~い!は~い!」
「満足です」
「宝です、唯一無二の宝です」
観客:
「最高!立派でした」
「本物はテレビよりもかっこよかった」
「思ったより大きかった」
「すごいしかありません。声はバリバリ届いていました。名古屋場所頑張ってください!」
パレードが終わり、ゴールの津幡町文化会館前を埋め尽くした観客たちの前で行われた式典では、史上最速の横綱昇進の快挙に、石川県と津幡町から、それぞれ県民栄誉賞と町民栄誉賞が贈られました。
横綱・大の里:
「初めて横綱になって津幡町に帰ってきて、このようにたくさんの方がパレードに来てくれて、自分自身うれしかったです。また、横綱になりましたけど、これからが大事だと思うので、引き続き今後とも応援のほどよろしくお願いします。名古屋場所、頑張りますので応援のほどよろしくお願いします。きょうはありがとうございました」
このふるさとの声援を力に変え、大の里は西の横綱として次の場所に挑みます。
注目の大相撲名古屋場所は、7月13日から始まります。
