新しい茶葉裁断機や抽出技術をPRする茶改場の関係者ら

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(台北中央社)農業部(農業省)茶・飲料作物改良場(茶改場)が、ドリンクスタンドなどでの使用に適した茶葉を作る新たな加工機器を開発した。14日に行われた記者会見で蘇宗振場長は、色味やおいしさをより良くすることができ、製茶コストを約15%軽減できるとアピールした。

茶改場によると、台湾茶はコストと価格が高いことから、国内でお茶の消費量が増加する中でも、ドリンクスタンドで使用される原料の9割以上は輸入茶葉だという。またこれまでは抽出率を高め、抽出時間を短縮するため、乾燥した茶葉を細かく裁断してから抽出するケースがあったが、色味や口当たりが悪くなる他、香りも飛んでしまう欠点があった。

問題を克服するために開発されたのが、製茶時の乾燥作業前に茶葉を裁断する機器だ。蘇氏は、茶くずの発生と雑味を抑え、抽出率の向上に成功したと強調。色味も安定し、茶のおいしい成分を十分に引き出せると胸を張った。

また約70秒でお茶を抽出できる技術を組み合わせると、裁断しない従来の茶葉と比べ、カテキンは3倍、テアニンは2倍に増えたと語った。

茶改場では、台湾茶産業の競争力を向上させ、消費者に国産のおいしいお茶を飲んでもらえると強調。機器は緑茶だけでなくウーロン茶、紅茶にも使えるとし、すでに一部業者から技術供与に関して問い合わせが来ているとした。

(曽以寧/編集:齊藤啓介)