「人生的にもちょっと面白い」横浜FCの伊藤翔、35歳の充実感。改めて「サッカーが楽しい」
Jリーグは現在、中断期間。再開に向け、35歳FWのコンディションは良さそうだ。
今季はここまで13試合に出場して1得点。先発よりベンチスタートのほうが多いが、ピッチに立てば熟練のプレーで攻撃を活性化させる。
「若い時より、だんだん試合が分かってくるというか、サッカーがちょっとずつ分かってきた。こんな感じで試合が流れていくと、こういう感じになるなって」
ただガムシャラにプレーしていた頃とは異なる感覚。傾向と事象を踏まえて、その先を読み、行動に移す。
「今のうちにここを埋めとかなきゃいけないな、ここはディフェンスに行ったほうがいいな、こっちから攻めたほうがいいな、とか。そういうのがだんだん分かってきた」
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モチベーションはすこぶる高い。35歳という年齢を考えれば、「びっくりするぐらい衰えていくのも嫌」と少なからず危機感を覚えている。ただ「トレーニングも治療も、昔に比べたら全然新しくて、良いものがどんどん生まれてきている」だけに、コンディション作りもポジティブに取り組める。
同世代が現役を退いていく一方で、今もJ1で戦い続ける伊藤はまだまだ意気軒高だ。「サッカーが楽しくなってきたなってことじゃないですか」と笑顔を見せる。
プロ17年目。「選手としては、だいぶ引退が近づいている」かもしれないが、ベテランと呼ばれる領域に入ったからこそ、感じる部分がある。
「いざ歳を取ってくると、自分の見え方、捉え方もだんだん変わってくる。なんか人生的にもちょっと面白い」
サッカーを存分に楽しんでいる。もちろん、ただ楽しむだけではなく、「プロはやっぱり結果がついてこないと」と表情を引き締める。
21節終了時点で、横浜FCは3勝6分12敗の勝点15で16位。降格圏の18位・湘南ベルマーレとは勝点2差だ。熾烈な残留争いを勝ち抜くためにチームは邁進。経験豊富な伊藤にかかる期待は、決して小さくないはずだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
