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エンジンに戻せる電動化キット

クラシックカーの電動化を手がける英国のエレクトロジェニック社は、クラシック・ミニ向けの電動パワートレインを新たに発表した。

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組み立て済みのキットで、ミニのAシリーズ・エンジンを水冷式電気モーターに交換し、固定ギアのトランスミッションを介して最高出力60psと最大トルク13.8kg-mを発生させる。


エレクトロジェニック社のミニ電動化キット    エレクトロジェニック社

これは、1997年から2000年のローバー・ミニに搭載されていたツインポート・インジェクションのAシリーズ(64ps、9.7kg-m)に匹敵する性能となる。しかし、1959年の初代ミニ(当時はオースチン・セブン)の34ps、6kg-mと比較すると、大幅にパワーアップしていることがわかる。

20kWhのバッテリーを採用し、渋滞や低速走行の多い街中では回生エネルギーを活かして約130kmの航続距離を実現する。トランク内に2つ目のバッテリーを追加したエクステンデッドレンジ仕様も、後日発売される予定だ。

この電動化キットは、ガソリンエンジンとの交換作業を容易にするため、交換用フロントサブフレームに組み込まれている。交換時には、このサブフレームをボルトで固定し、パワートレインを配線するだけで済むとのこと。車体構造を変更する必要がないため、エンジンに戻すことも可能だ。

キットは英国で今秋発売される予定で、価格は1万5000ポンド(VAT別、約255万円)となっている。

エレクトロジェニック社の共同設立者であるスティーブ・ドラモンド氏は次のように述べている。

「当社は長年にわたり、数多くの美しいミニを電気駆動に変えてきましたが、装着が簡単かつリーズナブルなソリューションを求める声が大きいことを実感していました。今回のドロップインキットは、これらの要件を完璧に満たしています。コスト効率がよく、取り付けも簡単でありながら、最新世代のEVパワートレイン技術により、優れた電気走行性能を発揮します」

「象徴的なクラシック・ミニを、理想的なモダン・シティ・マシンに変え、街中をクリーンかつ確実に移動し、ドライバーや歩行者に笑顔をもたらすことでしょう」