日本時代の軍需工場を題材に 元工員の証言集めた芸術作品公開 台湾=芸術家提供、邱徳興さん撮影

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(台北中央社)日本統治時代に北部・新竹に建設された軍需工場「第6海軍燃料廠新竹支廠」を題材に、跡地の空撮映像や元工員の証言を組み合わせた芸術作品「飛行器、霜毛蝠、逝者証言」が、北部・台北市の「国家撮影文化センター台北館」で公開されている。

同工場は1943年に建設が始まり、翌年に完成。跡地は台湾で現存するものとしては最大規模の第2次世界大戦の軍需工場遺跡群とされる。

作品は当時の工員が残した音声証言19本を日本語に吹き替え、ヒナコウモリが飛び交う跡地をドローンで空撮した映像と合わせた。制作者の許家維さんは9日に開かれた式典で、忘れられた歴史を見て、時代が移り変わる感覚を体験してもらいたいと語った。

作品は同館で開催中の「造影:当代虚擬叙事」展の一部として来年3月26日まで公開されている。

(李明宗、胡翔恵/編集:齊藤啓介)