「また帰ってきます、必ず」 吉田麻也選手 FIFAワールドカップ日本代表会見
――激闘から一夜経って今はどういった思いですか。
吉田麻也(以下、吉):あんまり寝てないんで、あんまり振り返る時間がなかったですけど、やっぱりこの負けを受け入れるのはちょっと時間かかるかなと思います。
――まず、120分戦い抜いた自分と、それから選手たちと、どのような気持ちで試合を振り返りますか。
吉:どの試合もやっぱり簡単ではなかったですし、チームの良さを存分に出せた大会だったんじゃないかなと思います。だからこそ、もう一つ勝って新しい景色を見たかったですけど、そこに導けなかった悔しさが1番強いですね。
――PKを蹴る瞬間、今思い返すとどうですか?
吉:PKは、後から言えばなんでも言えますけど、もっと力強く蹴ったらよかったなとか、逆側に蹴ったらよかったなとか色々考えますけど。…まあしょうがないですね。
――ドイツ戦、スペイン戦含めて日本は快進撃を続けて決勝トーナメントまで上がってきました。世界でも十分に通用するサッカーを証明してくれましたが、その辺りの日本の強さというのはいかがですか。
吉:存分に自分たちの形や特徴を出せた試合が多くて、4年前と比べたら、最後のクロアチア戦も決して圧倒的に支配されてっていう試合ではなくて、十分に戦ってる中で、 前回大会の2位のチームに対して120分しっかりと戦えたっていうのは、価値があることだし、前進したということを証明する試合になったと思います。
だけど、これからもっと強くなっていくためには、やっぱり勝ち切る強さってのも必要になってくるし、ここで勝たなければいけない試合をものにする、その勝負強さっていうのを身につけていかなきゃいけないんじゃないかなと思います。
――この4年間、長友選手はもう振り返りたくないぐらい長かったと話していました。吉田選手にとっては、この4年間はどんな4年間でしたか。
吉:もう1回やれって言われたらできないですね。それくらい、いろんなものをトライして全てをかけてきたんで悔しいですね。
――キャプテンマークの重みはいかがでしたか。
吉:重かったです。でも間違いなく僕自身を強くしてくれたなと思うので、感謝してます。
――吉田選手にとって、どのようなチームだったんですか。
吉:いや、もう…。
(涙ぐみながら一度席を外す)
すいません、取り乱しました。
――それだけ思いがたっぷり詰まったところだと思います。
吉:(記者に対して)泣かないでよ、つられちゃうから。
――たくさんのサポーターも駆けつけていて、特にクロアチア戦は声も凄まじかったと思いますけど、ピッチ上でその声は届いてましたか。
吉:試合ごとに日本を応援するというムーブメントが大きくなっていって。それは日本人だけじゃなくてね。アジアのファンも世界中のファンも熱狂させることができたっていうのは、この大会を盛り上げたていうのは、僕たち誇り持っていいんじゃないかなと思います。
特に日本の応援してくださった皆さんには、本当にもう感謝しかないっす。苦しい時ももちろん予選を通してありましたし、いつもいい時ばかりではなかったですけど、現地でたくさんのウルトラス始め、いろんな方々応援に来てくださいましたし。みんなに結果で恩返ししたかったな、というのは思いますね。
――この大会前には、年齢的にはもしかしたら最後かもしれない。ただ、スペイン戦が終わった後はこれだから、代表はやめられないって話もありました。 これから、見せる先のところはいかがですか。
吉:ちょっとまだ考えられてないんで、1回落ち着いて、今、すごい感情的になってるんで、こういう時に物事判断するの良くないなと思うんで、1回ちょっと落ち着いて考えたいっす。
――日の丸のキャプテンマークをずっと腕につけてきたというところ、この4年間、自分をどう褒めてあげたいですか。
吉:アスリートって本当にいいとこがフォーカスされるんで、華やかな職業に見えますけど、実際は毎日がなんだろうな。我慢しなきゃいけないことが多くて、大変辛いことが多いんですけど、それもこれも全部ワールドカップで結果を出すためだと思ってやってきましたし、やってきたことは自分自身が胸を張っていんじゃないかなと思います。
ただ結果は出なかったんで、プロの世界なんで、結果を出してこそものが言えると思ってるんで、 悔しいですね。ただでも自分の国を背負って戦うっていうのは、最高にいい仕事だなと思うんで。 子供たちにも、ぜひここを目指してほしいなと思います。
――様々なクラブと代表で監督に接してきたと思いますけど、森安監督はどんな監督でした。
吉:僕本当に長くサッカーやってるんで、いろんな監督と出会ってきましたが、 間違いなく1番尊敬できる監督なんで、もう1個勝って監督をもう1個上に連れてってあげたかったですね。
――吉田選手にとってワールドカップはどんな場所だったでしょうか。
吉:ブラボーでした。また帰ってきます。必ず。
会見動画: https://youtu.be/Z9OeVOAVWTY
吉田麻也(以下、吉):あんまり寝てないんで、あんまり振り返る時間がなかったですけど、やっぱりこの負けを受け入れるのはちょっと時間かかるかなと思います。
――まず、120分戦い抜いた自分と、それから選手たちと、どのような気持ちで試合を振り返りますか。
吉:どの試合もやっぱり簡単ではなかったですし、チームの良さを存分に出せた大会だったんじゃないかなと思います。だからこそ、もう一つ勝って新しい景色を見たかったですけど、そこに導けなかった悔しさが1番強いですね。
――PKを蹴る瞬間、今思い返すとどうですか?
吉:PKは、後から言えばなんでも言えますけど、もっと力強く蹴ったらよかったなとか、逆側に蹴ったらよかったなとか色々考えますけど。…まあしょうがないですね。
――ドイツ戦、スペイン戦含めて日本は快進撃を続けて決勝トーナメントまで上がってきました。世界でも十分に通用するサッカーを証明してくれましたが、その辺りの日本の強さというのはいかがですか。
吉:存分に自分たちの形や特徴を出せた試合が多くて、4年前と比べたら、最後のクロアチア戦も決して圧倒的に支配されてっていう試合ではなくて、十分に戦ってる中で、 前回大会の2位のチームに対して120分しっかりと戦えたっていうのは、価値があることだし、前進したということを証明する試合になったと思います。
だけど、これからもっと強くなっていくためには、やっぱり勝ち切る強さってのも必要になってくるし、ここで勝たなければいけない試合をものにする、その勝負強さっていうのを身につけていかなきゃいけないんじゃないかなと思います。
――この4年間、長友選手はもう振り返りたくないぐらい長かったと話していました。吉田選手にとっては、この4年間はどんな4年間でしたか。
吉:もう1回やれって言われたらできないですね。それくらい、いろんなものをトライして全てをかけてきたんで悔しいですね。
――キャプテンマークの重みはいかがでしたか。
吉:重かったです。でも間違いなく僕自身を強くしてくれたなと思うので、感謝してます。
――吉田選手にとって、どのようなチームだったんですか。
吉:いや、もう…。
(涙ぐみながら一度席を外す)
すいません、取り乱しました。
――それだけ思いがたっぷり詰まったところだと思います。
吉:(記者に対して)泣かないでよ、つられちゃうから。
――たくさんのサポーターも駆けつけていて、特にクロアチア戦は声も凄まじかったと思いますけど、ピッチ上でその声は届いてましたか。
吉:試合ごとに日本を応援するというムーブメントが大きくなっていって。それは日本人だけじゃなくてね。アジアのファンも世界中のファンも熱狂させることができたっていうのは、この大会を盛り上げたていうのは、僕たち誇り持っていいんじゃないかなと思います。
特に日本の応援してくださった皆さんには、本当にもう感謝しかないっす。苦しい時ももちろん予選を通してありましたし、いつもいい時ばかりではなかったですけど、現地でたくさんのウルトラス始め、いろんな方々応援に来てくださいましたし。みんなに結果で恩返ししたかったな、というのは思いますね。
――この大会前には、年齢的にはもしかしたら最後かもしれない。ただ、スペイン戦が終わった後はこれだから、代表はやめられないって話もありました。 これから、見せる先のところはいかがですか。
吉:ちょっとまだ考えられてないんで、1回落ち着いて、今、すごい感情的になってるんで、こういう時に物事判断するの良くないなと思うんで、1回ちょっと落ち着いて考えたいっす。
――日の丸のキャプテンマークをずっと腕につけてきたというところ、この4年間、自分をどう褒めてあげたいですか。
吉:アスリートって本当にいいとこがフォーカスされるんで、華やかな職業に見えますけど、実際は毎日がなんだろうな。我慢しなきゃいけないことが多くて、大変辛いことが多いんですけど、それもこれも全部ワールドカップで結果を出すためだと思ってやってきましたし、やってきたことは自分自身が胸を張っていんじゃないかなと思います。
ただ結果は出なかったんで、プロの世界なんで、結果を出してこそものが言えると思ってるんで、 悔しいですね。ただでも自分の国を背負って戦うっていうのは、最高にいい仕事だなと思うんで。 子供たちにも、ぜひここを目指してほしいなと思います。
――様々なクラブと代表で監督に接してきたと思いますけど、森安監督はどんな監督でした。
吉:僕本当に長くサッカーやってるんで、いろんな監督と出会ってきましたが、 間違いなく1番尊敬できる監督なんで、もう1個勝って監督をもう1個上に連れてってあげたかったですね。
――吉田選手にとってワールドカップはどんな場所だったでしょうか。
吉:ブラボーでした。また帰ってきます。必ず。
会見動画: https://youtu.be/Z9OeVOAVWTY