盗作疑惑のパブリックアート、撤去へ=専門家が「酷似」認定/台湾・高雄
盗作疑惑が持たれているのは、同分署の屋外に設置されている「公平正義・円融和諧」(公平と正義・円融と調和)と題したステンレス製の作品。日本人陶芸家、木野智史さんの陶芸作品「颪(おろし)(眼)」と形が酷似していることが先日、一般市民からの指摘で分かった。高雄分署や文化部(文化省)の資料によると、「公平正義・円融和諧」は2017年に公募で選ばれ、2019年に制作された。作者は台湾人芸術家の蔡文祥さんとデザイン会社「葛菲雅奇視像空間設計」。
同分署は、主務機関の同意が得られれば作品を正式に撤去すると説明。現在はすでに作品に覆いを施し、非公開としている。また、作品を手掛けたデザイン会社に対し、契約解除と関連の支出の賠償請求を行っていくとした。
同分署によると、作者の蔡氏も作品の撤去と返金の結論に同意した。蔡氏は今回の件が大きな迷惑を掛け、騒ぎを招いたことを申し訳なく思うとともに、この騒ぎができるだけ早く幕を下ろすことを願っているという。
これに対し、木野さんは家族を通じて声明を出し、作者と同分署に謝罪を求めた。
(洪学広/編集:名切千絵)
