ヴァツケ氏、ドイツ代表の愛称ディー・マンシャフト廃止を訴え
これからドイツサッカー連盟の役員会の一員となる、ボルシア・ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは、ドイツ代表の愛称『ディー・マンシャフト(これがチームだ、の意)』という呼称への反対の立場を明確にした。
シュピーゲル紙とのインタビューの中で、同氏は「まずはチームのことを、ディー・マンシャフトと呼ぶことをやめるべきではないかと思う」とコメント。「この言葉は私にとってはあまりに遠く感じさせるものであり、他の成功した全てのチームに対して敬意を欠くものだと思う。ディー・マンシャフトというものは存在しない。チームはたくさん存在するものだ。我々は決して浮かれるべきではなく、基本に忠実な人間であるべきだよ」と言葉を続けている。
ディー・マンシャフトという愛称は、2015年にマネージャーを務めるオリヴァー・ビアホフ氏らの下で導入されており、実際に幾度となく批判の声が挙がってきた。とりわけ2018年のロシアW杯における歴史的大敗の後において。
ただビアホフ氏はこの言葉が特に、若者や女性、そして海外を中心に支持を集めていることを独自に調査、そのため頑なにこの愛称を守り続けてきた。それと同時にドイツ代表はファンとの距離感を近づけていきたいとも考えている。
ヴァツケ氏は、近年におけるドイツサッカー連盟は「自分たちのことに精一杯で、サッカー自体のことについてはあまり考えていない」と指摘。「ポイントは、我々としては我々の代表チームをより良く示していかなくてはならないということ。もっと親近感を持たせていかないといけない。人々がなにを求めているのか、もっと感じ取っていかないと。」と語った。
なおそのヴァツケ氏はシュピーゲル誌に対して、ドイツ全州を対象に無観客処分とした判断について不快感を示しており、「正しいのは、何割かは許可することだったはずだ」と強調。「このような無観客試合では、サッカーは長くもたない。産業全体が死んでしまう」と警鐘を鳴らした。「なぜミュージカルホールは1日2回、750人が動員可能で、利用率は45%に設定されているのに、屋外の大きなスタジアムでは無観客なのだろうか」
