Appleは長らくMacでIntel製のプロセッサを採用してきましたが、2020年に独自開発のプロセッサとなるApple Siliconを発表しました。これにより、AppleはIntel製プロセッサとの決別を果たしたわけですが、Intelは「Breaking the Spell: Social Experiment」(呪縛を解く:社会実験)というムービーを公開し、「Intel製プロセッサを搭載したPCとMac」を比較しています。

Breaking the Spell: Social Experiment | Intel - YouTube

Intelは「新しいテクノロジーが登場した際、多くのAppleファンはApple製品だけを選びます。そこで、我々はAppleファンにいくつかの企業の革新的なプロダクトをみせてみました」と記しています。ムービーのタイトルが「呪縛を解く:社会実験」であることからわかる通り、Appleファンに他社製品をみせて「呪縛を解く」という社会実験を行った、というのがこのムービー。



普段どのメーカーの製品を使用しているかを問われ、皆が口をそろえて「Apple」と言います。







実験1:あなたのコンピューターをカスタマイズしたいと思いますか?



「もしそうできるなら最高だね」「間違った構成のコンピューターを購入してしまった時、メモリ(RAM)を増設できないのは最悪だと思う」など、AppleのMacを利用するユーザーの意見が挙げられます。



「それではカスタマイズについてお見せしたいと思います」と男性が語ると……



Appleファンの前にIntel製プロセッサを搭載したPCならばユーザーの手によって自由にカスタマイズが可能であるというムービーが流れます。



ウンウンうなずきながらムービーを視聴するAppleファンたちは、「いいね」「そうできることに感謝します」「めちゃくちゃ興奮したよ!」と語ります。



実験2:ノートPCでもっとゲームをプレイしたいと思いますか?



数字のカウントがスタートし……



5万7000タイトル以上のゲームがプレイできるとアピールされます。



男性が「これらのゲームを1つのデバイスでプレイできるとしたらどうでしょう?」と語ると、Appleファンからは「すごいね!」「興奮するね!」「子どもたちも大喜びだわ」などの声が上がります。



実験3:あなたのノートPCに足りないものは何ですか?



Appleファンは口をそろえて「タッチスクリーン」と答えます。



実験4:2つのタッチスクリーンはどうでしょう?



「そんなこと可能なの?」という問いに対して……



キーボードの上半分がタッチスクリーンになったZenBook DuoのようなIntel製プロセッサを搭載したノートPCをアピールする男性。さらに、「このどちらのディスプレイも4K・タッチスクリーンに対応しているんだ」とダメ押し。



これにはAppleファンも「ワオ……」と開いた口が塞がりません。



実験5:あなたのノートPCがタブレットに変身したらどうでしょう?



「もしもすべてをまとめて持ち運べるとしたらそれは素晴らしいことです」「iPadとノートPCを合体させたいですね」「1つのデバイスにノートPCとタブレットが収まっているとしたら、かなりクールですね」などと、口々に語るAppleファン。



これに対してIntel製プロセッサを搭載した2 in 1ノートPCを披露する男性。



「めっちゃ好きだよ!」「なんて便利なんだ!」「僕のデバイスでこんなことしたら壊れてしまうよ」など、感嘆の声を漏らすAppleファンたち。



実験6:One more thing



「今日話したことをすべて実現したノートPCが今すぐ手に入るとしたらどうでしょう?」「しかし、これはAppleの製品ではありません。Intel製プロセッサを搭載したPCです」と、Appleファンに語りかける男性。



「これが実在するの?」



「マジで?」と懐疑的なAppleファンたち。



これにIntel製プロセッサを搭載したWindows搭載のPCを披露。すると、Appleファンたちは「ワオ!」「本当に美しいよ」「デビットカードで買うよ」「本当に驚いてるよ」などと口々に語り、Appleの呪縛から解き放たれていきました。



このムービーについて海外メディアのThe Vergeは「Intelはひどい広告を再び作成しました」「Intelが『新しいテクノロジー』『イノベーション』とうたうテクノロジーは、ほぼすべて古いものです」「Intelは競合他社であるAMD製のチップを搭載したノートPCでも見られる技術についても自慢しています」「コンピューターを見たことがないかのように振る舞う人々でいっぱいのムービーを見て、誰が納得させられるのでしょうか」などと記し、Intelのムービーを批判しています。

2021年10月4日に公開されたこのムービーは、記事作成時点で約7万1000回再生されており、高評価が1237件、低評価が2634件つけられています。



なお、Intelは過去にもMacをディスるCMを公開しています。

「MacのCM出演者」にMacをディスらせるCMをIntelが大量公開 - GIGAZINE