Chromeのタブ開きすぎ問題もこれで解決! たくさん開いたタブを1つにまとめる拡張機能「OneTab」の使い方

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「どうもパソコンの動作が重いなぁ」と思ったら、Google Chromeでたくさんのタブを開いていた、という経験はないだろうか。

そんなとき役立つのがChromeの拡張機能「OneTab」だ。
たくさんのタブを一瞬で1つのタブにまとめ、メモリも解放してくれる。
Chromeで、たくさんのタブ、メモリ消費による重い動作などに悩んでいるなら、ぜひ試したい拡張機能だ。


●たくさん開いたタブをリンクにして1つのタブに減らす
Google Chromeを利用していると、たくさんのタブを開いてしまうことはよくある。
調べごとをしていて、関連するページをたくさん開くこともあれば、あとで読もうとしてたくさんのタブを開いてしまう……、
こういったことは日常的に多い。

しかし、タブをたくさん開くと、それだけメモリを消費し、ほかのアプリケーションの動作に悪影響を与えることになる。かといって、作業を続けている中で開いているページをいちいち閉じてしまうと、また参照する際に同じページを探さなければならない。

こんなとき役立つChromeの拡張機能が「OneTab」だ。
これは、たくさん開いたタブを1つのタブにまとめる拡張機能。
タブで開いていた各ページは、1つのタブ内にリンクとして集約される。
実際の動作は次のようになる。


Chromeでたくさんのタブを開いた。これ以上開いても操作しづらいし、メモリ消費も問題だ。



拡張機能の「OneTab」のアイコンをクリックする。



タブが1つになり、そのタブに先ほどまで開いていた各ページのリンクが集約される。


開いていたタブがリンクになっているので、再びそのページを見たいときは、リンクをクリックすればいい。すると、新しいタブにリンク先ページが表示され、OneTabのリンク一覧からそのリンクが消える。

また、[すべて復元する]をクリックすれば、すべてのタブを一気に再表示することもできる。
逆に[すべて削除する]をクリックすれば、リンク一覧を削除することも可能だ。

[Webページとしてシェアする]をクリックすると、QRコード付きのリンク一覧ページが生成されて新しいタブに表示される。
あとはスマートフォンでQRコードを読み込めば、リンク一覧ページをすぐに表示できる。リンクを共有したいときにも便利だ。


OneTabのリンクをクリックすると、新しいタブにリンク先ページが表示されて、リンク一覧からそのリンクが消える。



[Webページとしてシェアする]をクリックすると新しいタブにこのようなページが生成される。スマホ等でQRコードを読み込むと、同じページを共有できる。


なお、「OneTab」アイコンをクリックしてタブを1つにしたあと、再びタブが増えてしまった場合は、「OneTab」アイコンをもう一度クリックすればいい。
この場合は、そのとき開いていたタブが新しいグループになってリンクとして集約される。


「OneTab」アイコンをクリックしてタブを1つにしたあと、新しいタブをたくさん開いた。この状態で、もう一度「OneTab」アイコンをクリックする。



開いていたタブがリンクとして集約され、1つのタブに別グループとして表示される。


また、[その他]をクリックするとメニューが開き、タブのグループに名前を付けたり、星(スター)を付けたりすることもできる。グループをロックして、誤ってリンクが削除されるのを防ぐことも可能だ。
さらに右上の[オプション]をクリックすれば、オプション画面を開いて、機能をカスタマイズすることも可能となっている。


[その他]をクリックすると開くメニュー。グループに名前を付けたり、星を付けたりできる。



オプション画面で機能をカスタマイズすることも可能。


いまや、Google Chromeは最も利用頻度の高いソフトだ。
それだけに、たくさんのタブを開いてしまう問題は、多くのユーザーの悩みでもあるだろう。

OneTabなら、この悩みを解決できるかもしれない。
気になったら、ぜひ試してみてほしい。


井上健語(フリーランスライター)