残された時間は少ない・・・東京五輪になおも残る大きな懸念
記事はまず、7月23日の開幕が迫っている東京五輪・パラリンピックの円滑な開催に向けた1つめの大きな懸念として、参加する各国のアスリートや関係者の行程がはっきり決まっていない点を挙げた。
そして、現行の日本のルールでは入国するすべての外国人に14日間の隔離が求められるため、変更がなければ1万人余りのアスリートやコーチなど関係者は7月初めに選手村に到着していなければならないことになると紹介。かなり余裕をもって現地入りしなければならない状況は、小さな国にとっては非常に大きな経済的負担になるとしている。
次に、実際の試合がどれほど盛り上がるのかについても懸念があるとした。今回の五輪・パラは日本人の観客のみ観戦が認められ、外国の人は「テレビで観戦するほかにない」と紹介した上で、絶対的な観客数が大きく減って十分な応援ができなくなり、選手のモチベーションが下がることによって五輪という世界最大のスポーツイベントで繰り広げられる戦いの鑑賞性が大きく下がることは避けられないとの見方を示した。
記事は、1年の延期に伴う費用に加え、万全の感染防止対策が求められることにより、今回の五輪・パラは史上最もお金のかかる大会になることは容易に予測できると紹介。観客不足により現地のムードが高まらず、アスリートも力を出し切れない可能性が高いとする一方で「テレビの前に座って観戦するわれわれもこの状況に慣れなければならない。なんと言っても、これだけ巨大なリスクを払って大規模なイベントを開催するというのは、日本にとっても初めての経験になるのだから」とし、無事開催されて各種競技がテレビ越しでも観戦できれば御の字、という心構えでいるべきであることを伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
