中国のポータルサイトに、日本で新たに「ウイスキーの日」が制定されたとする記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国のポータルサイト・網易に25日、日本で新たに「ウイスキーの日」が制定されたとする記事が掲載された。

 記事は、ジャパニーズウイスキーの日実行委員会が先日、2021年4月1日を初めての「ジャパニーズウイスキーの日」とすることを発表し、この記念日に合わせて世界各地のジャパニーズウイスキー愛好家がネット上に集結し、みんなで参加する大規模な「クラウド乾杯」イベントなどを開催することを明らかにしたと紹介した。

 その上で、4月1日が「ジャパニーズウイスキーの日」に選ばれた理由について、今から90年ほど前の1929年4月1日が日本のウイスキー業界にとって非常に意義深い一日であるからだと説明。この日に厳密な意味で初めてとなる国産ウイスキー、サントリーホワイトが正式に発売されたのだとし、様々な試行錯誤を繰り返した上でたどり着いた国産ウイスキー第1号の誕生は、日本のウイスキー発展史における偉大なマイルストーンなのだと伝えている。

 また、サントリーホワイト発売当時の広告には「醒めよ人! 舶来盲信の時代は去れり」といったキャッチコピーが用いられていたと紹介する一方、残念ながら当時の日本人にはスモーキーな香りと焼けるような飲み口は受け入れられず、売れ行きは思わしくなかったとした。

 しかし、日本のウイスキー業界関係者はそこで簡単に諦めることなくさらに試行錯誤を繰り返してきたことで、今やジャパニーズウイスキーの品質は日本国内だけに留まらず、世界的にも大きく注目され、オークションにて高値で取り引きされるほどの価値を持つようになったのであると伝えた。

 「舶来盲信の時代は去った」というキャッチコピーからは、当時の日本社会においてウイスキーに限らず「舶来もの」が珍重され、さらには「盲信」されていた風潮がうかがえる。そして今、中国がまさに「舶来盲信」からの脱却を図ろうとしている。90年前の日本で作られたキャッチコピーは、今の中国の人びとの心に強く響くことだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)