親の老いや介護を家族で支え合うのは美徳とされますが、その信頼が時に取り返しのつかない悲劇を招くことがあります。ある在宅介護のケースから、介護負担の不均衡から生じる歪み、高齢者虐待の背景にある法的課題についてみていきます。介護の功労者」による周到な財産侵食都内・大手メーカー勤務の内藤健一さん(52歳・仮名)。年収は1,200万円ほどで、都内で妻と娘の3人暮らし。千葉県の実家では、母・和子さんが1人暮らしをし