山中亮輔、三竿健斗(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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三竿健斗は記者たちが待つミックスゾーンに表情を曇らせながら現れた。立ち止まってしっかりと話をするものの、悔しさが隠せない。

「あんまり早い時間で変わったことがなかったから……ショックというか、もう少しやりたかったというのがあるんですけど」。三竿はモヤモヤしている理由を打ち明けた。

前半2点をリードした日本だったが、後半に入ると停滞感が漂い始めた。森保一監督は状況打開のために、59分、三竿と伊東純也柴崎岳、堂安律と交代させる。三竿は後半15分ほどで交代させられるとは思っていなかったのだ。

三竿は自分の出来について「悪くなかった」と振り返りつつ、長短両所を分析していた。

「相手の守備にじれず、しっかり横にボールを動かせていたので、そこはテンポを出すという意味でもよかったと思います。いつものゲームよりもボールを受ける回数は多かったし、自分の中で常に体の向きのイメージを持ってプレーできていたので、悪くなかったとは思います」

「ただ、もう少しボランチの1人が高い位置まで入っていって、FWにパスが通ったときに受けられるように、自分が直接受けなくても3人目として受けるという工夫があったらよかったと思います」

もっとも三竿、守田英正という組み合わせは、どちらも守備力が優れた選手。そうなるとこのコンビで攻撃でひと味加えるのは難しかったに違いない。三竿はその意見にうなずきつつ、交代したくなかった理由をもう一つ明かした。

「守田君とはお互いがタイプ的に『守備』でしたから、攻撃的な選手と組んでやってみたいということもありました。それから岳君とは鹿島で一緒にやった経験があるんで、それを代表の舞台でもやれればと思っていました」

残念ながら三竿が望んだコンビは今回実現しなかった。だが、森保監督は三竿と柴崎が一緒にプレーした経験があるからこそ、あえて守田を柴崎と組ませたのだろう。

また、11月に森保監督が選んだボランチは、前線近くにも飛び出していく柴崎と遠藤航、DFの前でピンチを未然に防ぐ三竿と守田という4人だった。つまり、ベネズエラ戦では「攻」と「攻」、キルギス戦では「守」と「守」という組み合わせで使ったことになる。

あえて普通ならば併用しないコンビにして試したという可能性もある。そのことでそれぞれの課題は浮かび上がってきた。三竿も今後さらにプレーの幅を広げることが求められているのかもしれない。

【森雅史/日本蹴球合同会社】

▼ 三竿健斗、室屋成

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 三竿健斗

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 伊東純也

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 柴崎岳

(撮影:岸本勉/PICSPORT)



(撮影:岸本勉/PICSPORT)



(撮影:岸本勉/PICSPORT)



(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 守田英正

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 守田英正

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 守田英正、槙野智章

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 室屋成

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ キルギス戦の先発イレブン

(撮影:岸本勉/PICSPORT)