東京医科大学の入試で女子が一律に減点されていた問題について、女性医師を対象にアンケート調査をした結果、大学の対応に何らかの理解を示す人が6割を超えたことが分かった。専門家は、医師の長時間労働に女性医師が無力感を感じていることの表れだと指摘している。NHKニュースが報じた。

日本女性医療者連合の対馬ルリ子理事は「医療現場はそんなものだという諦めが強い。医師は24時間人生をささげなくてはいけないと信じられてきたので、少しでも戦力から離脱するとキャリアを諦める医師が多かった。働き方の工夫で男女問わず早く帰れるようにすることは可能だ。今回のことをきっかけに、医療現場を変えなければならない」と話している。

女性医師の6割「東京医大の女子減点に理解」背景に無力感か(NHKニュース)