東海テレビが運営するツイッターアカウントで、放送中止がアナウンスされた

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東海テレビ放送(名古屋市)は2017年12月1日、同日深夜に予定していたテレビドラマ「さくらの親子丼」の放送を中止すると発表した。

同ドラマはヒップホップユニット「Hilcrhyme(ヒルクライム)」が主題歌を担当しており、メンバーの斎藤桂広容疑者(38)が同日、大麻取締法違反(所持)容疑で静岡県警に現行犯逮捕されていた。

「都合により中止となりました」

斎藤容疑者は1日午後、新潟市の自宅で乾燥大麻を所持していた疑いで逮捕。容疑を認めているという。同容疑者はヒルクライムに所属し、DJ KATSUの芸名で音楽活動をしていた。

東海テレビが運営する公式ツイッター「オーファン・ブラック(オトナの土ドラ)」は1日18時すぎ、

「今夜25時40分から東海地区で放送予定だった、『さくらの親子丼』最後の一杯『完全版』は、都合により中止となりました。ご了承ください」

と投稿。ドラマ公式サイトでも同様の文章が掲載されている。

「さくらの親子丼」は、ヒルクライムの楽曲「涙の種、幸せの花」が主題歌となっている。放送中止の発表文では逮捕との関係を明示していないが、ツイッター上では

「残念です。けどHilcrhymeさんにはたくさんの味方がいます!いつかまた二人でしてくれます」
ヒルクライムの件で完全版なしか、、、さくらの親子丼円盤化も危うくなったりしない、、、???要望した方がよさげかな、、、」
「あの人が逮捕されたから、さくらの親子丼が放送されないって‥」

といった反応が続出した。

一方、中止された放送は最終回の特別版という位置づけで、ドラマ自体は25日に最終回を放送していた。そのため、

「とりあえず さくらの親子丼 最終回まで放送出来て良かった」
「さくらの親子丼終わってて不幸中の幸いね...」

といった声も漏れている。

「さくらの親子丼」は、真矢みきさん演じる九十九さくらが親子丼を振る舞いながら、行き場をなくした人々との交流を描くドラマ。終盤ではさくらの逮捕騒動も起きていた。