意外と奥が深い!「キャプテンマーク」のデザインあれこれ
サッカーの試合中、主将が腕に巻くキャプテンマーク。
ユニフォームやスパイクと違ってあまり注目されることはないが、それでもそのデザインは様々である。
今回は、知られざるキャプテンマークの世界を冒険してみよう。
1. キャプテンマークの正式名称は?
そもそもの話だが、国際サッカー評議会(IFAB)が制定する「サッカーの競技規則」の中で、キャプテンマークは「キャプテンアームバンド」と訳されている。
つまり、キャプテンマークと呼んでいるのは日本だけということになる。実は和製英語だったのだ。
「競技規則」内でキャプテンマークについて定めているのは「ユニフォーム規約」だ。内容を見てみよう。
キャプテンアームバンドには、チーム識別標章、選手番号、ホームタウン名、活動地域名、選手名、広告及び文字等を表示することはできない。ただし、製造メーカー識別標章及び「C」「Captain」「キャプテン」等のキャプテンであることを意味する文字については、50平方センチメートル以下のサイズ(並置する場合も含む)でこれを表示することができる。
意外にも厳密なルールがあるようだ。
それでは、ここからはいろんなデザインのキャプテンマークを見ていこう。
2. デザインがリーグで統一されているケース
リーグがキャプテンマークのデザインを統一しているケースがある。代表例がプレミアリーグだ。
プレミアリーグではライオンのロゴマークとともに、「Captain」という文字が記されている。また、世界的なトレンドとは異なり、細いデザインが特徴的だ。
また、FIFAやUEFA主催のトーナメントでもデザインは統一されている。
こちらは、UEFAチャンピオンズリーグで使用されているもの。人種差別に反対するメッセージが入っている。
とはいえ、対戦相手とは別のデザインのものが使用されているケースもあるようだ。
3. チームが独自デザインを採用するケース
世界のサッカーチームの中には、独自デザインのキャプテンマークを使用するチームがある。
有名なのがオランダだ。
こちらはアヤックスのキャプテンマーク。
このデザインは、アヤックスのホームタウンであるアムステルダムの市旗と全く同じである。
ロッテルダムをホームとするフェイエノールトも同様だ。
他にも多くのクラブがこのような形態をとっている。
また、民族意識の強いスペイン勢もこうしたケースが目立つ。
代表チームではドイツ代表が国旗カラーのキャプテンマークをつけている。鮮やか!
では、Jリーグではどのようなデザインのアームバンドを巻いているのだろうか?
どうやら各チームバラバラであるようで、基本的にはキットサプライヤーの名前が入ったものが支給されているようだ。
ちなみに、日本代表もadidasのものを巻いている。
とはいえ、AFCやFIFA主催の大会では連盟から支給されているものをつけねばならず、こうしたモデルは国際親善試合でのみ見られるようだ。
4. 特別モデルを巻くケース
ここでは、個別の選手特有のモデルをご紹介しよう。
最たる例がロベルト・バッジョだろう。
バッジョは信仰する宗教の旗と同じデザインのキャプテンマークを長く巻いている。
こちらは「ローマの王子」ことフランチェスコ・トッティ。
今季のセリエAではこのようなキャプテンマークを巻いているのだが、アップにしてみると…
ローマに在籍した1992年以降の全てのシーズンが刻まれているようだ。
