社会人なら知っていて当たり前! 退職祝いを贈るときの基本マナー
「退職」には、定年退職のほか、転職による退職や結婚退職など、さまざまなシチュエーションが考えられます。社会人として相手に喜ばれる退職祝を贈ることができるよう、最低限のビジネスマナーは知っておきましょう。
■退職祝の相場と贈り方のマナー
退職される方に対する感謝とお祝いの気持ちを込めて、金封や記念品を贈ることが習慣となっています。その金額はだいたい5千円から3万円程度となっており、金封や記念品には、水引やのしをつけて贈るのがビジネスマナーです。水引は、白・赤または金・銀の蝶結びのものを使用しましょう。また、のしや金封の表書きとして、「御祝」「御礼」「御退職御祝」と毛筆か筆ペンで記入します。万年筆やボールペンで表書きをおこなうことは不作法だとされていますので、くれぐれも注意が必要です。 なお、退職祝を贈るタイミングとしては、退職が決定し公表されてから、1週間から2週間以内が通例となっています。お贈りする記念品が、持ち運びが難しい大きな品物や、手渡しできないものである場合には、「目録」を作成し、のし袋に入れて渡すこともできます。
■知っておこう!タブーとなる贈り物
退職祝として選ぶべきではないと、タブー視されている品物がありますので、よく確認しておきましょう。たとえば、ハンカチは、漢字で書くと「手巾(てぎれ)」となり、「手を切る=縁を切る」ことを示唆するものとして捉えられがちですので、避けたほうが無難です。また、身体の腰から下に身に着ける衣類は、目上の方や先輩・上司の方に贈ることは失礼だとされています。靴などの履物やマットなどの踏むものも同様ですので、よく覚えておきましょう。なお、香典返しの品物として弔事でよく利用されるお茶の葉なども、慶事の贈り物としてはふさわしくないと感じる方もいらっしゃるようですので、あえて選ばないほうが無難だといえるでしょう。
ただし、上述の品物をあえて退職者本人が希望しているのであれば、この限りではありませんので、相手によって臨機応変に対応していきたいものですね。
■退職を祝う会を開催する際のビジネスマナー
職場によっては、退職される方の新たな門出を祝うために、関係者が一同に会して食事会や送別会などを開催することもしばしばです。人生の節目を迎える退職者を気持ちよく送り出せるよう、事前に日程とふさわしい場所を確保し、退職者にゆかりがある人々に対して、招待状の発送もおこないましょう。また、送別会の当日には、開会の言葉や締めのあいさつをお願いすべき人を選び、事前に段取りをしておく必要があります。通常は、参加者の中でもっとも高い役職についている方か年長者2名にお願いすることが多いようです。さらに、会の途中では、退職者の略歴や業績、エピソードなどを披露し、有志からの記念品や花束贈呈のタイミングも用意するのが一般的です。
退職される方が、心から喜んでくださるような退職祝を贈ることができるよう、最低限のビジネスマナーをおさえたうえで、オリジナリティを効かせてみてはいかがでしょうか。退職者と親しいつきあいがある場合には、今後に役立ちそうな趣味関連の品物を個人的に贈るのもひとつですよ。
