学生の窓口編集部

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2月2日放送、「Nスタ」(TBS)では、変わる合格祈願。全国的に受験シーズンが到来し、最近の合格祈願が変わりつつある。2月1日には、東京と神奈川で私立中学の入試試験がスタートした。受験生は、これまでの勉強の努力が試される重要な時期だ。

一方で、保護者は神頼み。東京都文京区の湯島天神には、受験生の保護者や祖父母の姿が数多く見られ、本気の受験祈願も本格化している。最近は神頼みだけにたよらない、非常にユニークなゲン担ぎが流行っているのをご存知だろうか。

JR金沢駅では、SLが滑らないようにまく砂が、合格祈願のお守りとしてなんと大人気になっている。滑らないようにというのが受験生の親心をくすぐるらしい。福岡市動物公園では、「運がつく」ということでゾウの糞を原料にしたお守りが作られ、こちらも売れ行き好調。高知にあるゴトゴト石は、岸壁に自然配置されている巨大な石。どうやって押しても押しても落ちそうで落ちない。多くの受験生とその親が訪れ、熱心にゴロゴロ石を押しているが、落ちそうでなかなか落ちない不思議な石だ。落ちない理由はわからないらしい。

受験生の応援商品も次々販売されている。KDDIが、「電波がおちない!」として行われたアンケート調査で1,500人にアンケートを取った結果、合格祈願のスポットとしては太宰府天満宮・北野天満宮・湯島天神の順で人気となっている。3箇所とも菅原道真が祀られている。全国1万以上の神社で祀られている。仏教にも文殊菩薩や虚空蔵菩薩などの学問の神がいる。最近では、携帯電話用のマイクロSDのお守りが法輪寺で販売されている。スマホに虚空蔵菩薩が映るという。ゲン担ぎの由来は、江戸時代の逆さ言葉ブームで縁起が「ぎえん」となったことから。神社関係者は、「天神様は受験だけでなく長い人生の学業を見守ってくれているのです」と語った。

菅原道真は、優れた学者で頭が良かったことで学問の神様とされた。ただ頭が良かっただけではない。次々と実績を重ね宇多天皇に重用された。実質ナンバー2の右大臣にまで上り詰めた。しかし妬みや僻みのために左遷して謹慎にされ、子供を島流しにされてしまったのだ。道真は恩赦を待ったが、願い叶わず亡くなってしまった。その後、京都では異変が起き、天皇の息子が死亡したり落雷で死傷者が出たりしたことで「道真の怨念」が恐れられるようになった。そして菅原道真を学問の神様として祀ることで怒りを沈めようと考えたのだ。