学生の窓口編集部

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電子レンジでの調理や食材の保存など、いまや日常生活に欠かすことのできないラップ。もし普段、値段や耐熱温度くらいしかチェックしないで買っているとか、調理や保存の際に何の考えもなく使用しているとしたら、それはちょっともったいない話です。

薄っぺらで透明という見た目は同じでも、野菜が長持ちするもの、肉の保存に向くもの、水滴がつきにくいものなど、市販されているラップは、原料によって特性が違っているからです。

その特性を知って適切な方法で使用したのなら、料理の失敗を大幅に防ぐなど、さらに便利に使うことができるのです。

●アイスクリームに霜がつかない保存法

ファミリーサイズのアイスの残りなど、冷凍庫で保存するとアイスの表面に霜がついて美味しくなくなってしまいます。

この失敗を防ぐには、容器にフタをする前に、アイスの表面にピタリとラップを密着させるように張りつけます。それからフタをして冷凍庫で保存しましょう。

●肉や魚が美味しくなる下味の染み込ませ方

せっかくひと手間かけて肉や魚に下味をつけたにもかかわらず、味が薄いとか、決まらないという人は、食材をおいておく際のラップの張り方に問題があるのかもしれません。

容器にピンッと張るのでなく、これも、食材にピタリとラップを密着させるようにかぶせましょう。空気の層が少なくなり味が早くしっかり染み込みます。また、ラップをはずす前にラップの上から食材をもみ込むとさらに味がしみて美味しくなります。

●チーズはこまめにラップをとりかえよう

チーズは細菌が発生しやすいので、同じラップでずっと保存するのはNG。使用のたびに新しいラップにかえピタリとくるんで保存しましょう。

ただ、白カビ、青カビ、フレッシュタイプなどのやわらかいタイプのチーズは水分がしみ出しやすいので、そのままラップに包むと蒸れやすくなります。こちらは、クッキングシート等で切り口を包んでからラッピングしましょう。

●電子レンジで破裂を防ぐ方法

原材料名の欄に「ポリ塩化ビニリデン」と記載されているラップは、加熱によって縮む特性があるので、器にピンッと張ってレンジ加熱をすると破れることがあります。この場合、密封せず、器にふんわりとラップをかけて加熱することで防ぐことができます

●食材が長持ちするラップ

野菜の保存には、水分を保ちつつ野菜から発生するエチレンガスを適度に放出できる「ポリエチレン製」ラップがおすすめです。

逆に、生の肉や魚はガス透過性の低い「ポリ塩化ビニリデン製」のラップで保存すると長持ちします。

鮮度にこだわるなら、野菜と肉類でラップを使い分けてみてくださいね。

●水滴がつきにくいラップ

電子レンジで加熱した際、ラップの内側に水滴がついて料理の上に垂れることがあります。ラップとはそういうものだ、とあきらめている人がいたとしたら、「防曇性」のラップを使用してみてください。これまでのラップの認識が変わるかもしれません。

次の特売ではぜひこれらの知識を使ってラップを選び、お得で便利に使ってくださいね。ささやかながらも日常のクオリティがアップすること間違いなしです。

文・鈴木ゆかり

※参考『キッチンの悩み解決バイブル』(日経BP社)