祖先の名誉回復を掲げ研究を重ねる八巻さん=4月30日、小田原市内恩讐(おんしゅう)を超え、鎌倉幕府初代将軍源頼朝の挙兵にまつわる謎を解き明かそうと奮闘を続ける郷土史家がいる。神奈川県秦野市弥生町の八巻(やまき)正和さん(76)。平家追討ののろしを上げた頼朝が最初に打ち破った伊豆国の目代(代官)、山木兼隆の末裔(まつえい)だ。原動力は「先祖の悪評を払拭したい」との一念。一族の悲願を背負い、“旧敵”