パリでタクシードライバーによる新規タクシー業者への攻撃が激化

「自由・平等・博愛」を掲げるフランスのパリ市内で、タクシードライバーと新興タクシーサービス「Uber」の衝突が激化しており、Uberの車が襲撃されるという事態に発展しています。
Les chauffeurs de taxi manifestent lundi contre la « concurrence déloyale »
http://www.lemonde.fr/economie/article/2014/01/13/manifestation-des-chauffeurs-de-taxis-lundi_4346735_3234.html

Taxi protest in Paris turns to guerrilla warfare as Uber car attacked on freeway
http://www.rudebaguette.com/2014/01/13/taxi-protest-paris-turns-guerrilla-warfare-uber-car-attacked-freeway/
抗議行動は過激さを増し、ついにUberの車が襲撃されるに至りました。Eventbrite社の幹部を乗せてパリ市内から空港へと向かっていたUberの車が、高速道路上で複数の人物から窓ガラスを割る、タイヤを切り裂くなどの攻撃を受けるという事件が発生。ドライバーは機転を利かせてその場から逃げることができ、幸いにもけが人は出なかったとのことでした。

襲撃を受けた際に乗車していたEventbrite社の幹部であるKat BorlonganさんはTwitterに「空港への道中で攻撃を受けました。窓ガラスが割られ、タイヤはパンク、車は破壊されて腕からは血が出ていました」とツイートしています。
Attackers tried to get in the car but our brave @uber driver maneuvered us to safety, changed the tire on the freeway and got us home.
— Kat Borlongan (@KatBorlongan) 2014, 1月 13スマートフォンやウェブブラウザからタクシー(ハイヤー)を予約して迎えに来てもらえるというUberは、2014年1月14日現在で世界の26都市でのサービスを提供しています。観光大国フランスにおいてもパリとリヨンの2都市でサービスが実施されており、危機感を抱いたタクシー業界が政府に働きかけた結果、2014年1月1日からはVTCサービスに対して「予約から利用者のピックアップの間に15分の時間を設けなければならない」という「15分ルール」が施行されています。これはVTCサービスの利便性を低下させるものです。
Taxi drivers' protest to disrupt Paris airport traffic Monday - France - RFI
http://www.english.rfi.fr/visiting-france/20140112-taxi-drivers-protest-disrupt-paris-airport-traffic-monday
この事態に対し、Uberの現地トップであるPierre-Dimitry Gore-Coty氏は「今回発生した当社のサービス利用者およびドライバーへの重大な暴力行為を非難する。タクシードライバーがこのような行為を選択したことは、自滅への道を選択したことを意味している。パリ市民が今後、市内を移動する際において重大な影響を与えるだろう」と怒りのコメントを寄せています。
