【セルジオ越後コラム】それでも南米は2強でまわっている
アルゼンチンでコパ・アメリカが開催されている。豪華メンバーを揃え、優勝候補の筆頭に数えられるホスト国のアルゼンチンは、2試合連続のドロースタートとなっている。ブラジルも初戦に引き分けた。ネームバリューではダントツだということもあり、まさかの失態、という報道が目立つね。
いくつか要因が挙げられるが、一番は冬の大会であるという点だろう。冬の大会は、概して守る側の体力がもつ。南アフリカW杯でもそうだったが、昨今の大会では守備的な戦い方を選択するチームが多いように思うし、またそうしたチームがある程度の結果を残す傾向があるね。
アルゼンチンと引き分けたボリビアとコロンビアも、守りを固めてカウンターという戦略を取り、それがうまくいったね。アルゼンチンは、試合内容的には押している。しかしゴールを決めるには至らず、ミスを拾われてカウンターを受けているという印象だ。
これは、アルゼンチンとブラジルが昔から背負っている宿命だ。2強以外の南米のほとんどは、2強と対戦する際に常にそういう戦い方で挑んでくる。そうするしかない、という状況が、彼らの迷いをなくし、カウンターにも迫力が出ている。優秀なストライカーが多い理由でもあるね。
もちろん、タレント軍団である2強の側にも問題はある。毎日チームとしてトレーニングできるクラブと違い、代表では寄せ集めのサッカーになってしまっている。チームとしての成熟度に難があるのは間違いない。
とはいえ、最終的には収まるところに収まるのが、2強の2強たるゆえんだ。W杯の南米予選でも毎回苦戦が続いていながら、予選で落ちることはない。今大会も、グループリーグを突破してからが勝負だろう。徐々にエンジンがかかり、ときに驚愕のプレーが飛び出す。これが、南米サッカーのおもしろいところだよ。手負いの2強が、どんな巻き返しをはかってくるか、注目だね。
※当初配信した記事の中で、ブラジルの試合結果について誤りがありました。お詫びとともに修正いたします。
いくつか要因が挙げられるが、一番は冬の大会であるという点だろう。冬の大会は、概して守る側の体力がもつ。南アフリカW杯でもそうだったが、昨今の大会では守備的な戦い方を選択するチームが多いように思うし、またそうしたチームがある程度の結果を残す傾向があるね。
これは、アルゼンチンとブラジルが昔から背負っている宿命だ。2強以外の南米のほとんどは、2強と対戦する際に常にそういう戦い方で挑んでくる。そうするしかない、という状況が、彼らの迷いをなくし、カウンターにも迫力が出ている。優秀なストライカーが多い理由でもあるね。
もちろん、タレント軍団である2強の側にも問題はある。毎日チームとしてトレーニングできるクラブと違い、代表では寄せ集めのサッカーになってしまっている。チームとしての成熟度に難があるのは間違いない。
とはいえ、最終的には収まるところに収まるのが、2強の2強たるゆえんだ。W杯の南米予選でも毎回苦戦が続いていながら、予選で落ちることはない。今大会も、グループリーグを突破してからが勝負だろう。徐々にエンジンがかかり、ときに驚愕のプレーが飛び出す。これが、南米サッカーのおもしろいところだよ。手負いの2強が、どんな巻き返しをはかってくるか、注目だね。
※当初配信した記事の中で、ブラジルの試合結果について誤りがありました。お詫びとともに修正いたします。

サッカー解説でお馴染みのセルジオ氏による辛口コラム。