「ゾンビたばこ」で有罪判決の元広島カープ羽月隆太郎被告(26)今夜生配信か 法廷で“他にも吸っている選手”証言
「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物を使用し有罪判決を受けたプロ野球・元広島カープの羽月隆太郎被告(26)は、自身の裁判の中で他の選手の使用にも言及した。
28日夜、SNSで生配信を行うとみられ、何を語るのか注目されている。
「周囲にも吸っているカープ選手がいた」
「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物を使用した罪で今月15日執行猶予のついた有罪判決を受けたプロ野球・元広島カープの羽月隆太郎被告(26)。
28日夜、自身のものとみられるSNSでライブ配信を行い、事件について自らの言葉で説明するとしている。
裁判の中で羽月被告は「周囲にも同じように吸っているカープ選手がいた」と発言していた。
羽月被告は、高校時代甲子園で活躍して注目され、2018年のドラフト会議で広島カープに7位で指名されて入団。
“俊足巧打”の選手として2年目から頭角を現し、2025シーズンは自己最多となる74試合に出場し、今後の活躍が期待されていた。
ところが、キャンプイン直前の1月指定薬物「エトミデート」を自宅で使用した疑いで逮捕され、その後、広島カープとの選手契約が解除された。
「ゾンビたばこ」の“手軽さ”の危険性を専門家が指摘
羽月被告が使用したエトミデートは2025年5月に指定薬物に加えられ、摂取すると中枢神経が抑制され手足の痙攣や泥酔したような状態になると言われている。
中国のSNSに投稿された映像の、足元がおぼつかず地面に倒れてしまうような姿がまるでゾンビのように見えることから、「ゾンビたばこ」と呼ばれるようになったという。
武蔵野大学薬学部 阿部和穂教授:
そもそもが麻酔薬なので一気にたくさん吸い込んでしまうと脳の神経が麻痺する。
過料に摂取してしまうと、最終的には呼吸が止まって死んでしまうことがある。
薬のことをよく知らない若者が手を出してしまっている。
また、電子たばこなどでも手軽に吸引できるとされ、若者の間で乱用が拡大していると指摘する。
武蔵野大学薬学部 阿部和穂教授:
皆さんはよく知る「ドラッグ」といえば、覚醒剤や麻薬の類がたくさんあるが、それらに手を出すのはちょっと怖いなという若者が気軽な気持ちで手を出せそうな、たばこのカートリッジに入った薬物ということで、誤解して手を出してしまう若者が多いのではないか。
プロ野球選手として活躍していた羽月被告は、なぜ危険な薬物に手を染めてしまったのか。
裁判で羽月被告はエトミデートを最初に使用したのは2025年3月下旬から4月ごろ、東京に遠征した際に知人からシーシャ(水たばこ)と説明されて使用したと話した。
家族からもやめるよう言われていたが…
その後、テレビの特集を見て、違法なものと認識。
しかし、当時不眠に悩んでいたことから、よく眠れるとして使用を続けたという。
家族からはやめるよう言われていたというが、それでも使用を続けた理由について、「周囲にも同じように吸っているカープ選手がいたので大丈夫だと思った」と証言した。
裁判は即日結審し、裁判官は「指定薬物への親和性が認められる一方、反省の態度を示している」として、拘禁刑1年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。
一方、広島カープは羽月被告の話を受けて球団としてすべての選手に対し再調査を行うことを明らかにしている。
控訴期限が明日29日に迫る中、ライブ配信を行うとみられる羽月被告自身の口から何が語られるのか注目される。
(「イット!」5月28日放送より)
