犬猫39匹を虐待の動物愛護団体の代表 うるささにガラスを割りに来た人も…10年前から目撃されていた「多頭飼育の崩壊」
警視庁は犬や猫を虐待したとして、動物愛護団体「保護犬猫の家 ななちゃんのおうち」の代表理事を務める丸ノ内留実容疑者(47)を、動物愛護法違反の疑いで逮捕したと5月22日に発表した。
逮捕容疑は、今年4月27日、犬猫の排せつ物や死骸が散乱した自宅で犬29匹と猫10匹を飼育し、目の病気やケガを抱えている犬17匹、猫2匹に対して、適切な手当てを行わず虐待したとしている。
丸ノ内容疑者は調べに対し、「劣悪な環境で飼育してしまったことは反省している」と述べる一方で、「すぐに病院に連れていく必要はなかった」などと言い、容疑を一部否認。多頭飼育崩壊が起きた理由として、「同居していた息子が家から出ていき、自分1人で世話をすることになったが、片づけるのがばかばかしくなった」と供述しているという。
昨年12月中旬、品川区役所から警視庁に「犬や猫を多頭飼いされており、鳴き声や糞尿の悪臭がひどい」と情報提供があり、2月に検査員が訪ねたところ、衰弱した犬や猫を発見。4月に自宅などの家宅捜索が行われた。
本誌は、東京都・品川区にある丸ノ内容疑者の自宅へと足を運ぶも、自宅の外観からは、異変が見られなかった。その一方で、自宅から50mほど離れた丸ノ内容疑者が所有する店舗付き住宅では、現在は営業していない美容室の窓ガラスが割れていた――。近隣住民が明かす。
「10年ほど前に私がこちらに引っ越してきた時には、美容室は営業していました。間もなく閉店して、そのまま放置された状態が続いています。
今回、多頭飼育崩壊が報じられた自宅が50mほど離れたところにあるのですが、こちらにも相当数の犬と猫がいましたね。
夕方5時になると、防災行政無線のスピーカーから『小学生は帰りましょう』という言葉とメロディーが流れるんですね。すると、ゴミ屋敷となっている元美容室の中の犬が遠吠えを始めて、それが延々と続くんです。うるさいですよね。それに臭いがひどいです。
以前、あまりの五月蠅さにドアのガラスを割った人がいるみたいで、今はそこにネットが掛けられていますが、そこから犬がキューンと鳴いて、ひどいものでした」
悪臭と騒音に対する住民たちからの苦情は、何年も前から寄せられていた。
「10年ほど前から区役所にクレームが入っていますよ。しかし担当者が本人宅に行っても、応答しませんでした。だから行政も手を焼いて『こちらも困っていますよ』と言いながら野放しになっていましたね。今回、どういう経緯で逮捕されることになったか、こちらの住民側が驚いているほどです。
この数日は静かになりましたね。あの犬とネコたちはどこかに保護されたんでしょうね。
すでに成人していると思しき息子さんもいました。夜中でも、母親がお子さんを叱る声がしてね。気の毒なほどでした。その件でも、警察が来たことはありました。でも、一切応答しないから、警察もお手上げでした」(前出・近隣住民)
HPでは、《行き場を失った犬猫たちの保護や新たな家族へ繋ぐなど、物言えぬ動物たちを殺処分から救うべく活動をしております》と謳っていた動物愛護団体「保護犬猫の家 ななちゃんのおうち」。丸ノ内容疑者はいつどこで間違ってしまったのだろうか――。
