チャートモニターが目を引く(C)日刊ゲンダイ

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【話題の現場 突撃ルポ】#74

三陸沖でM7.7「津波警報」発出! 出張先で大地震に遭遇しビビる記者と市民の意外すぎる反応

 日経平均がノリにノッている。13日、終値で初の6万3000円を突破。14日は一時6万3700円台まで上昇、取引時間中の最高値を更新した。年初から実に1万円以上も値上がりしているが、世の投資家も最近の株価急騰に沸いているのか。株シロートの日刊ゲンダイ記者が投資家バーをのぞいた。

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 訪ねたのは、JR新橋駅の銀座口から徒歩5分ほどの距離にある「投資家バーSTOCK PICKERS」。銀座コリドー通りに面したビルの4階にある。外資系ファンドでファンドマネジャーを務めたオーナーが「投資家が集まれる場所があったらいいな」との思いからコロナ禍の2021年3月に開店した。

 店内はカウンター数席に、背の高い丸形のカフェテーブル10卓ほどの隠れ家的な雰囲気で、青色にライトアップされたボトル棚が「大人の社交場」にふさわしい落ち着いた空間を演出。一見するとお洒落なバーだが、カウンター脇に掲げられたチャートモニターが「ならでは」のコンセプトを感じさせる。

 敷居が高そうに思えるが、「投資に興味がある初心者の方も安心して楽しんでいただけます」とは店長の今泉早人さんだ。

「お客さんの構成はコロナ後に投資を始めたという方が4割、リーマン・ショックも経験しているようなベテラン投資家の常連さんが2割ぐらいの感じでしょうか。機関投資家の方よりも個人投資家の方、特に30〜40代の男性が多くいらっしゃる印象です。ベテランの方も初心者に優しいので、うまい具合にマッチングしますね。ベテランからすると、自分の投資戦略や戦術を話したいし、初心者からするといろいろ聞いてみたい。投資を軸に人脈をつくれるのが魅力のひとつですかね。お客さん同士で個別具体的な銘柄の話をすることもしばしばです」(今泉さん)

■オリジナルカクテル「アベノミクス」は桜の味

 もちろん、バーで知り得た情報に基づく投資は自己責任だ。店のメニューの先頭には、わざわざ〈投資詐欺にあわないための心構え〉〈投資詐欺を見抜くチェックポイント〉などの注意喚起が並んでいる。

 メニューをめくると、金融・投資関連の名前を付けたオリジナルカクテルが目を引く。イチ押しは〈高市カラーの青を基調に、信念の強さをアルコールにのせて、飲みごたえのある一杯に〉仕上げたというテキーラベースの「サナエノミクス」(1680円)だ。

 かつて自著で若き日の思い出を「飲みィのやりィのやりまくり」と振り返った高市首相のイメージにもピッタリな刺激的な一杯だが、テキーラが苦手な記者はノンアルコールの「アベノミクス」(1450円)を注文。さくらシロップやグレープフルーツなどを使った爽やかな味わいは、安倍元首相の「桜を見る会」問題を思い出させた。

 男性3人組のお客さんに話を聞くと、機器メーカー勤務の同僚とのこと。40代後半のAさんは「今はインドのデリーに駐在していて、一時帰国中に来ました」と言い、こう続けた。

「以前ここに来たときも、投資の話で自然と客同士で意見交換できる雰囲気がありました。同僚に話したら『来てみたい!』とのことだったので、また来店しました。5年ほど前から本格的に投資を始め、最初は少しずつでしたが、3年目にして本業の給料を超えましたね。3倍のレバレッジを効かせて運用しています。周りには『少額でもいいから始めた方がいい』と勧めています。たばこをやめた分を投資に回すだけでも、月1万円くらいは種銭になるので」

 平日と日曜は入店料1100円と飲食代の料金体系だが、金土・祝前日は2時間飲み放題のフリードリンク制。オリジナルカクテルなしが3400円、ありが4980円だ。5000円を握りしめて足を運ぶか、種銭にするか……。

(高月太樹/日刊ゲンダイ)