和久田麻由子アナ(C)日刊ゲンダイ

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 NHKからフリーに転身した和久田麻由子アナ(37)がキャスターを務める「追跡取材 news LOG」(日本テレビ系)。初回(4月25日)の平均世帯視聴率が3.8%、2回目(5月2日)も同3.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と数字が振るわない。

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「話題性があっただけに、意外に感じるかもしれません。ただ、彼女に責任を負わせるのは酷でしょう。番組は、記者の現場取材を前面に押し出すスタイルですからね。日テレ系日曜の『真相報道バンキシャ!』と同じであり、既視感があります」(テレビ局関係者=以下同)

 今まで「金塊の密輸ビジネス」「中国の不動産不況」などの特集が組まれ、番組は海外取材にも積極的だ。しかし、これが裏目に出ているとの見方もある。

「意気込みはいいと思うんですけど、一般視聴者にあまり関係のない、規模の大きい話になっています。裏番組のTBS系『情報7daysニュースキャスター』は、9日の放送ではナイキ新店舗のロゴを作成した72歳の新宿駅の警備員を特集していました。こういう話題は、身近で親近感を持てるし、『何歳になっても頑張っていればいいことがあるかもしれない』と希望を抱ける。低視聴率は和久田アナの責任ではなく、取り上げる内容の差でしょう。他に低迷の原因を挙げるとすれば、番組全体にやや明るさが欠けると思います」

 9日のトップニュースは「news LOG」「情報7days」ともに福島県郡山市の磐越道で起きたバス事故だったが、微妙な違いがあったという。

「『news LOG』はキャスターの自己紹介の後、すぐにVTRに切り替えましたが、『情報7days』は冒頭で犬の話題を4分程度、安住紳一郎アナと三谷幸喜が軽妙なトークをした後、VTRに飛んだ。平日ならいきなりバス事故の話題でいいんでしょうけど、休みの土曜の夜に最初から重い話題から見たくない視聴者もいる。『情報7days』は、明るいニュースと重いニュースをバランスよく織り交ぜている。『news LOG』は真面目一辺倒なので、もう少し“遊び”の部分があってもいい。柔らかい取材VTRがあれば、和久田アナも明るく話せるようになります」

 とはいえ、今までNHKでアドリブを許されなかった和久田アナに、安住アナと三谷幸喜のような洒脱なトークを求めるのは酷だろう。彼女を生かすにはどうすればいいのか。

「番組では、おじさん記者の様子が大画面で流され、彼女はワイプから眺めているだけ。基本的にタレントではない成人男性がアップで映っても、イケメンでない限り、視聴者は興味を示しません」

 できれば、和久田アナがリポーターとして取材に出向けばいいのだろう。だが、ワークライフバランスを考えてNHKを退社した彼女が海外取材に行くとは考えづらい。

「和久田アナの特性を生かすなら、極小のワイプではなく、画面を2分割して右を取材記者、左を和久田アナの顔にする手はあるでしょう。フジテレビ系の『Live News α』では堤礼実アナが識者に話を聞く際、画面が2分割され、アップで表情がずっと映っています。外見至上主義のルッキズムだと批判されるかもしれませんが、美貌もひとつの武器であり、生かさない手はない。まあ、これは極論なので、身近な話題の取材に本人が出向くのが現実的な打開策でしょうね」

 思わぬ低視聴率で方向転換の求められる「news LOG」。窮地に立たされているのは間違いない。

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 和久田麻由子アナの動きが鈍い中、この人は実に軽やかな動きを見せている。関連記事【もっと読む】和久田麻由子の苦戦で有働由美子に意外な脚光…「キムタクに詰問」できる芸能界世渡り上手…では、有働由美子アナの活躍ぶりについて伝えている。