武居由樹 試合前のスパーで足を負傷していた…八重樫トレーナー激白「全てが中途半端になってしまった」
◇スーパーバンタム級ノンタイトル 武居由樹(大橋)<8回戦>ワン・デカン(中国)(2026年5月2日 東京ドーム)
前WBO世界バンタム級王者で現WBO4位、WBA7位、WBC10位の武居由樹(29=大橋)がWBA世界スーパーバンタム級15位のワン・デカン(中国)に判定2ー0で勝利。プロボクシング初黒星から約7カ月半ぶりに再起に成功したが、試合後に悔し涙を流した。
元世界王者は再起戦で大苦戦した。1Rから左右にステップを切りながら、強烈な右アッパーから左ストレートのコンビネーションで相手の動きを止める場面もあった。3Rになると、相手がプレッシャーを強めてきて被弾も増えた。コーナー際でヒヤリとする場面もあった。4Rも上手く距離を取りながら戦っていたが、終了間際にはコーナー際で被弾した。
4R終了後にはセコンドから「ポイントアウト」という指示もあった。5Rは圧力を受けながらも有効打をたたみ掛けたが、タフな相手を倒すことは出来なかった。6Rにはラッシュをかけてダウン寸前まで追いこんだ。しかし終了間際には強烈な右ストレートを連続で被弾した。
最終Rには相手のプレッシャーが強くなって序盤は被弾したが、動きながらパンチを出し続けて試合終了。77―75が2人、76―76が1人の判定2ー0で再起を飾った。東京ドームからはブーイングも飛んだ
試合後会見に出席した武居は開口一番「正直…もっと成長した姿を見せたかった。本当に大したことない試合をしてしまって悪い武居由樹が出てしまった」と反省した
試合後の会見で八重樫東トレーナーは「合宿明けのスパーリングで足を痛めていた」と武居が負傷していたことを激白した。
「それを引きずっていた形にはなってたんですけど、あくまで言い訳として自分のボクシングというものができるはずだった。全てが中途半端になってしまった」と説明した。

