「寄付者への対応認めがたいものだった」ふるさと納税返礼品 4市が水迫畜産に同等品か金券送付を要請
指宿市の水迫畜産が、不適正に表示した牛肉が、県内8つの自治体のふるさと納税の返礼品になっていた問題です。寄付者への対応はまだ、決まっていません。そうした中、1日、水迫畜産と直接契約を結んでいた4つの市が「返礼品と同等の商品」か「金券」を寄付者に送るよう求めました。
1日午後、鹿児島市喜入支所に姿を現した水迫畜産の水迫栄治社長。深々と一礼しました。
面会の冒頭、水迫社長が改めて、謝罪しました。
「自治体のみなさまには、大変なご迷惑をおかけしたことを、改めて深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」
申し入れを行ったのは、水迫畜産と直接契約を結ぶ、鹿児島市・指宿市・南九州市・姶良市の4つの市です。それぞれの市長の名前で水迫社長に文書で要請しました。
2023年1月から約1年間、別の牛肉を「黒毛和牛」と表示したり、原産地や個体識別番号を正しく表示せず販売した水迫畜産。問題の牛肉のほとんどが、ふるさと納税の返礼品になっていました。
今週、県警が水迫畜産の加工場と事務所に、意図的に産地などを偽装した食品表示法違反の疑いで家宅捜索に入りました。強制捜査のメスが入る一方、ふるさと納税の寄付者への対応は まだ、決まっていない状態です。
そうした中、1日、4つの市は、水迫畜産に「返礼品と同等の商品」または、「金券」を送るよう要請。11日までに会社の考えを示し寄付者に迅速に対応するよう求めました。
(鹿児島市・石宮聡企画部長)
「寄付者への対応について、4月20日にお出し頂いたことが、我々としては認めがたいものだった。今日、この場に来ていただいて文書で、口頭で申し入れ、要請させていただいた」
返礼品は、寄付額の約3割と決まっていますが、同等の商品や金券を送った場合、自治体への寄付額は、約7億7000万円なので会社の負担は2億円を超える計算になります。
自治体との面会を終えた水迫社長は――。
(水迫畜産・水迫栄治社長)
「私どもの方で精査した上で、早急な回答をした上で、実行に移していくことを大前提に優先して進めたいと思っています」
不適正の表示について、水迫畜産はこれまで「意図的なものではなく管理上のミスだった」と主張していますが、県警の強制捜査を受けて、1日、改めて記者から問われると…
(水迫畜産・水迫栄治社長)
「そこに関しましては、捜査の関係もあるので、記者会見で述べたのが私どもの考えだった。それに関して、現時点で変化はございません」
「意図的なものではなかったと改めて、明言できないか?」と記者から迫られると「捜査が入っている状況、会見の時と変わっていない」との言葉を繰り返し明言を避けました。
