男子テニスのエース 錦織圭 現役引退をSNSで発表「『やり切った』と胸を張って言える自分がいます」
男子テニスの錦織圭(36=ユニクロ)が今季限りで現役引退すると1日、SNSで発表した。
引退表明の全文は以下の通り。
今日は皆さまにご報告があります。
このたび、今シーズンをもって現役を引退する決断をいたしました。
小さい頃からテニスに夢中になり、「世界で戦いたい」という思いだけを胸に走り続けてきました。
その中でトップの舞台に立ち、トップ10という場所まで辿り着けたことは、自分にとって大きな誇りです。
限界に挑み続ける日々の中で、勝利の喜びや敗戦の悔しさ、満員の会場で感じたあの特別な空気は、何にも代えがたいものでした。
また、度重なる怪我との戦いの中で、思うようにプレーできないもどかしさや、不安に押しつぶされそうになったこともありました。
それでも「テニスが好きだ」「もっと強くなれる」という思いが、何度でも自分をコートに戻してくれました。
そのすべての過程が、自分の人生を豊かにし、今の自分をつくってくれたと感じています。
どんな時も応援してくださった皆さま、そして常にそばで支えてくれた家族に、心から感謝しています。
正直に言えば、今でもコートに立ち続けたい気持ちはあります。
それでも、これまでのすべてを振り返ったとき、「やり切った」と胸を張って言える自分がいます。
テニスという競技に出会えたこと、この道を歩んでこられたことを、心から幸せに思います。
残りの試合も、一瞬一瞬を大切に、最後まで戦い抜きます。
錦織圭
◇錦織 圭(にしこり・けい)1989年(平元)12月29日生まれ、島根県松江市出身の36歳。5歳でテニスを始め、03年に米国にテニス留学。07年に17歳でプロ転向し、08年2月にツアー初優勝を果たした。14年全米オープンで日本勢初の4大大会シングルス準優勝。16年リオデジャネイロ五輪シングルスで銅メダル。ツアー通算12勝で世界ランキングの最高は4位。19年10月に右肘を手術し、20年9月のジェネラリ・オープンで約1年ぶりに実戦復帰した。青森山田高出。1メートル78、73キロ。
