トランプ氏、イラン長期封鎖の準備を指示か…「我々は決して敵に核兵器を持たせない」
【ワシントン=池田慶太】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は28日、米当局者の話として、トランプ米大統領が側近に対し、イランに対する長期封鎖の準備を指示したと報じた。
米イスラエルによるイラン攻撃開始から2か月となる中、停戦は維持されているものの、戦闘終結に向けた出口は見えない。
同紙によると、トランプ氏は安全保障担当の高官を集めた27日のホワイトハウスでの協議で、イランを出入りする船舶を対象とした海上封鎖を継続し、経済圧力を強める方針を確認した。空爆再開や撤退といった他の選択肢は、封鎖を維持するよりもリスクが高いと判断したという。
協議では、戦闘終結に向けたイランの新提案への対応も話し合われた。新提案は、戦闘終結を約束し、米軍の海上封鎖が解かれた後に核問題を交渉する内容だ。トランプ氏や高官は、この案では核問題で譲歩を引き出すための交渉力が失われるとの認識で一致した。
トランプ氏は29日、自身のSNSに「イランは非核合意の署名方法を知らない。早く賢くならないといけない」と投稿し、機関銃を手にする自身の合成画像を添えた。28日の投稿では、海上封鎖を受けるイランが米国に対し「崩壊状態にある」と窮状を伝えてきたと記した。
訪米中のチャールズ英国王夫妻を招いた28日の晩さん会では、イラン対応は「非常にうまくいっている」とあいさつし、「我々は決して敵に核兵器を持たせない。チャールズは私以上にその意見に賛同している」と一方的に主張した。
