中国ブランド、輸出販売から現地化へ 実力で世界のファン獲得

【新華社海口4月18日】中国海南省で13〜18日、第6回中国国際消費品博覧会が開催され、海外市場で目覚ましい成果を上げている多くの中国企業が集結した。中国ブランドの海外進出は、単なる製品の輸出からブランド構築、販路拡大、体制整備へと徐々に移行しており、その実力で世界中のファンを獲得している。
独特の東洋の美学、強力なIP(知的財産)の競争力を武器に、多くの中国消費財ブランドが海外市場の開拓を加速させている。コスメブランド「花西子(フローラシス)」を例に取ると、2021年にオンライン通販サイトAmazon(アマゾン)ジャパンへの出店を通じて海外進出を開始して以来、伊勢丹新宿店、@cosme OSAKA(アットコスメオーサカ)へ相次ぎ出店、25年には東京・銀座の高級商業施設GINZA SIXに初の海外旗艦店をオープンさせ、同年、米国の化粧品専門のチェーン店「アルタ・ビューティ」に進出、販売チャンネルの拡大が続いている。花西子の製品は現在、110以上の国と地域で販売されている。

アートトイブランド「ポップマート(POP MART)」は、シンガポールを東南アジアの最初の拠点とし、北米、欧州、オーストラリア市場へと順次拡大、パリのルーブル美術館やロンドンの目抜き通りオックスフォード・ストリートなどに出店するほか、ディズニーやサンリオなどのIPと提携し、ブランド認知度を高めている。現在、同ブランドのグローバル展開は深化を続けており、世界で630店舗とロボショップ(自動販売機)2637台を運営、複数の越境電子商取引(EC)サイトを通じて90を超える国と地域にリーチしている。
技術力と製造上の優位性も同様に、中国ブランドが国際市場を開拓する上での「競争力」となっている。山東省の大手スポーツ用品メーカー泰山体育産業集団は国際競技大会のサービスプロバイダーとして、これまでに五輪とアジア競技大会それぞれ8大会をサポートしており、150カ国・地域のスポーツ組織と協力関係を築いている。傘下の山東泰山体育器材は今秋開催が予定されている第20回アジア競技大会(名古屋アジア大会)のオフィシャルパートナーとして、体操や武術、太極拳などの種目に競技用具と技術支援を提供するほか、「一帯一路」の協力を通じて中国製スポーツ設備の中央アジア市場への参入を推進している。

文化クリエーティブブランドの「拼酷(Piececool)」は、金属製立体パズルの技術と国際的なIPとのコラボにより海外での影響力を拡大している。現在、マーベル、ディズニー、バンダイナムコなどと提携し、製品は100カ国以上で展開、実店舗は欧米、東南アジア、日韓市場に広がっている。
サプライチェーンとローカライズ運営の面では、低価格帯のティードリンクブランドの蜜雪氷城(MIXUE)が大規模な海外展開を実現した。ベトナム・ハノイの海外1号店を皮切りに、16カ国に店舗網を構築、8カ国で現地の倉庫・配送システムを整備することで、物流コストの削減と製品品質の確保を図り、高いコストパフォーマンスは海外市場で高い評価を得ている。
コスメやアートトイから、スポーツ、文化クリエーティブ、ティードリンクまで、さまざまな分野の中国ブランドがそれぞれの強みを生かし、グローバル市場で独自の成長戦略を確立している。(記者/許芸穎、周旋、張瑜、馬新宇)








