「結局、欲深いのかな」渋野日向子は1オーバー出遅れ
【写真】出遅れで唇を突き出す渋野日向子
岩井千怜が9アンダーで首位に立っているのを確認しながら、午後組でティオフ。2番で3パットのボギーが先に来た。そこからパーを並べ続け、8番で下り2メートルのパットを慎重に決めて初バーディ。ただ、これが浮上のきっかけにはならなかった。中盤はチャンスを演出しながらも、決め切れなかった。9番では3メートルの下りフックがショート、10番は下り2メートルが蹴られ、11番パー5では1メートルがまたもカップに嫌われる。午後になってグリーンが乾いて硬く、速さも増していた。「(パットが)かなりオーバーしていて、最後までタッチが合っていなかった。それくらいチャンスにつけられていたから悔しい」とうつむいた。流れに乗れないまま13番、14番で連続ボギー。打ち下ろしでピンが手前に切られた14番は、奥からの3パットとなった。「セカンドも微妙だったし、返しも入らない。もったいない」。2オン可能な16番パー5で、右手前ラフからのアプローチがカップをかすめて寄り、バーディを奪うも表情は晴れない。最終18番で2打目がグリーン奥にこぼれると、ガックリとヒザを折った。スポット参戦した先週の日本ツアー「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」は予選落ちだった。多くの声援に応えたいというプレッシャー、結果を出したいという願望が、わずかな力みにつながった。「(今週も)決めたかったから、ちょっと欲深くなってしまった。(14番も)普通にいけばチャンスにつくだろうし、パーで上がれた。結局、欲深いのかな」とつぶやいた。それでも、その欲とせめぎ合うしかない。「あしたは切り替えて、ちゃんと向き合って頑張りたい」。出場資格を持たない来週の海外メジャー「シェブロン選手権」に滑り込むためには、単独34位フィニッシュが最低条件。週末に、そして来週につながる一日にするために、“居残り特打”に向かった。(文・笠井あかり)
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