全21局にも及ぶ大熱戦を制した。TEAM雷電の黒沢咲(連盟)が4月14日、「ZOZOTOWN Mリーグ2025-26」セミファイナルシリーズの第1試合に登板。6万6000点超えの大トップを取った。

【映像】赤牌引きで決めた!黒沢咲、美しくも強烈な親倍満ツモ

 当試合は、起家から赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)、黒沢、BEAST X・下石戟(協会)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)の並びでスタート。東1局は親番の渡辺が1500点、東1局1本場では下石が1000点(+300点)をアガった。東2局、早々にテンパイさせた黒沢は、役なしのカン五万待ちで待機。その後、三万を引いて両面待ちに変化させると、見事にアガリ牌を一発で引き寄せ、リーチ・一発・ツモ・平和・ドラの親満貫1万2000点を獲得した。

 圧巻は東2局1本場だ。黒沢はタンヤオ・平和・赤が確定する形でリーチ。数巡後には三色同順が成立する高目かつ赤牌を射止め、リーチ・ツモ・タンヤオ・平和・三色同順・赤2の親倍満・2万4000点(+300点)を成就させた。

 ただ、試合はこのまま終わらなかった。東3局では、ラス目の佐々木が満貫・8000点を加点。テンパイ流局後の東4局1本場、東4局2本場、東4局3本場でも6000点(+300点、供託1000点)、親満貫・1万2000点(+600点)、親跳満・1万8000点(+900点)をアガり、わずか700点差ながらもトップ目へと躍り出た。それでも黒沢は東4局4本場、ヤミテンから平和・赤の2000点(+1200点)を奪取。すぐさま佐々木を引きずり下ろした。

 南1局1本場ではリーチ・ツモ・中の4000点(+300点)、南2局では南・發・混一色の親満貫・1万2000点を完成。再び頭一つ抜け出したが、終盤には、またしても佐々木が粘りを見せた。そんな中で迎えた南4局4本場、黒沢は慎重に打ち進めて4索・6索のシャンポン待ちを選択。佐々木からタンヤオのみの1300点(+1200点、供託1000点)を奪い、逃げ切り勝利を決めた。

 最終的には6万6200点の大トップだ。試合後、黒沢は「萩原さんが『やっと…』みたいなことをおっしゃっていたんですけど、本当に素晴らしい倍満でトップを取ってくれた」と昨夜を回想。「怖いものはあまりなかった。さらにチームに勢いをつけるために、トップを目指して打とうと戦ったので、よかったです」と、最高の結果に表情を崩した。佐々木の猛追については、「連荘し過ぎなんですよね。本当に今、くったくたです。寿人さんの親番が長くて。本当に長く感じましたね」と発言。「最後まで戦い切ろうと、気持ちが切れずに戦えたのはよかったかなと思います」と語った。

 「昨日の戦いで『背中が見えたね』って言っていたんですけど、触れるくらいのところまで来ましたね」。この時点でチームは5位に浮上した。「セミファイナルは進出もできるか危うい感じでしたし。本当に素晴らしい戦いをしたのに敗退してしまった方々もいますので、情けない麻雀を打たずに前に出ようという気持ちで今日は打ちました。トップを取れてホッとしています」。強気のヴィーナスが、ポストシーズンで暴れ回る。

【第1試合結果】

1着 TEAM雷電・黒沢咲(連盟)6万6200点/+86.2
2着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)5万2900点/+32.9
3着 赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)3700点/▲36.3
4着 BEAST X・下石戟(協会)−2万2800点/▲82.8

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)