NY時間の終盤に入ってドル円は下げが一服しているものの、158.85円近辺と本日安値圏での推移が続いている。本日の為替市場はドル安が優勢となり、ドル円も一本調子の下げとなった。米国によるホルムズ海峡の封鎖は開始されているものの、米国とイランは交渉を継続との期待が市場に高まっている。

 米国とイランが今週中にもイスラマバードで協議再開との報道も流れ、トランプ大統領もインタビューで2日以内に再開と述べていた。また、この日発表の米生産者物価指数(PPI)が予想を下回ったこともドル円を下押ししていた。

 ストラテジストは「戦争終結に近づくシグナルは原油価格の低下につながり、リスク資産にはプラスとなるが、ドルにはマイナスとなる」と指摘している。

 それでもドル円は、160円台にこそ慎重ではあるが、下押しする動きまではまだ出ておらず、上値期待は温存されている状況。イラン情勢が緩和されたとしても、高水準の原油価格はしばらく続くとの見方から、円売り圧力は当面続くとの見方が根強いようだ。

 なお、次期FRB議長に指名されているウォーシュ氏の上院での公聴会が来週開催されると伝わった。4月21日との報道も流れていた。本日の予想を下回るPPIの発表もあり、市場では徐々にFRBの年内利下げ期待が復活しつつあるようだ。

USD/JPY 158.87 EUR/JPY 187.36
GBP/JPY 215.50 AUD/JPY 113.25

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美