マンションや戸建ての購入を検討する際、多くの人が不安に感じるのが「住宅ローン審査」です 。「銀行は一体どこを見ているのか?」「自分は無事に借りられるのか?」という疑問に対し、らくだ不動産のエージェント土屋亜紀子さんとアシスタントの中山夏美さんが、審査を左右する「5つの条件」と意外な落とし穴について解説しました 。
◾️1. 返済負担率:年収に対するローン割合の「限界」
審査の最重要項目の1つが「返済負担率」です 。これは、年収に対して住宅ローンの年間返済額が占める割合のことです 。 一般的に、銀行が定める上限は30~35%とされています 。例えば年収400万円の場合、年間の返済額が120万~140万円の範囲に収まるかどうかがひとつの基準となります 。
しかし、土屋さんは「審査が通るからといって上限ギリギリまで借りるのは危険」と警告します 。「長期にわたるローン返済で生活が苦しくならないよう、無理のない返済負担率として20~25%(年収の4分の1程度)に抑えるのが望ましいです」とアドバイスしています 。
◾️2. 他の借り入れ:スマホの分割払いも要注意
住宅ローン以外に借り入れがある場合、その金額も先述の「返済負担率」に合算されて計算されます 。 車のローンやクレジットカードのリボ払いなどが該当しますが、意外と盲点になるのが「スマートフォンの端末代金の分割払い」です 。これらが残っていると、希望する住宅ローン金額が満額借りられなくなるケースがあるため、ローン審査の申し込み前に完済してしまうことが推奨されます 。
◾️3. 完済時の年齢と健康状態
金融機関は「完済時の年齢」を上限80歳までに設定していることが多く、借入時の年齢が高いほど組めるローン年数が短くなり、結果として月々の負担額が増加します 。
また、住宅ローンを組む際は「団体信用生命保険(団信)」への加入が原則必須となります 。過去の病歴や現在の治療状況などを正しく告知する義務があり、健康状態によっては加入を断られ、ローン自体が組めなくなるリスクがあります 。ただし、持病がある方向けに条件が緩和された「ワイド団信」という商品も用意されているため、事前に確認が必要です 。
◾️4. 個人信用情報(過去の延滞履歴)
いわゆる「ブラックリスト」がないかどうかの確認です 。クレジットカードや他ローンの支払いに遅延履歴がないかがチェックされます 。

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