東京駅「グランスタ」改札内グルメベスト5 入場料を払ってでも食べに行きたくなる
東京駅改札内のグランスタをランキング。こちらも、ほぼ毎年グランスタを取材してきた編集・戎、ライター・菜々山、池田の3名がセレクト。約26軒から味と居心地の良さを中心に議論し、5軒を挙げました。新幹線、在来線へ乗るギリギリまで楽しむもよし、わざわざ食べに行くもよし! 使い勝手抜群です。
5位【ライター菜々山セレクト】すべてが上質!一級品の握りを改札内で堪能できる『天然本まぐろ ありそ鮨し グランスタ東京店』@グランスタ東京
東京駅構内を歩いてみると、至るところに寿司屋が点在している。立ち食いや回転系、はたまた老舗や地方発のご当地チェーンまでと実は激戦地なのだ。予算やアクセス、気分に応じて選ぶもよし。ただ、もし最上級の味を求めるならば、ここの暖簾をくぐってみては?
ネタはすべて天然物。本わさびは静岡の、海苔は有明の一級品。シャリはササニシキを日に何度も炊いて、常に最高の状態をキープする。さらに仕入れでとりわけ注力するのが本マグロだ。極寒のアイルランド沖で獲れたそれは、上品な脂をたたえきめ細かい身質の官能的な舌触りから旨みも香りも膨らんでくる。
お決まり一の皿(三貫)天然本まぐろ三種1680円、お決まり三の皿(四貫)1680円

『天然本まぐろ ありそ鮨し グランスタ東京店』(手前)お決まり一の皿(三貫)天然本まぐろ三種 1680円 ※赤身、中とろ、大とろ (奥)お決まり三の皿(四貫) 1680円 ※内容は仕入れで変わる。取材時はひらめ昆布〆、水たこ、あじ、ねぎとろ軍艦 お決まりは日替わりのネタを盛り込んだ4種類を用意する
さらに店のルーツが江戸末期から続く福井の老舗旅館ということもあり、北陸から直送される海の幸や「さばのへしこ」などの郷土料理も。それらをお供に、ゆるゆると酒盃を傾けていると、ここが忙しない改札内ということも忘れてしまう。

『天然本まぐろ ありそ鮨し グランスタ東京店』店長 楠田晶夫さん
店長:楠田晶夫さん「特に冬期は北陸から上質なネタがたくさん届きます!」

『天然本まぐろ ありそ鮨し グランスタ東京店』
[店名]『天然本まぐろ ありそ鮨し グランスタ東京店』
[住所]グランスタ東京・改札内1階
[電話]03-6268-0890
[営業時間]10時〜22時(年末年始は通常営業)
[休日]無休
[交通]丸の内中央口から徒歩1分
4位【編集・戎セレクト】肉汁飛び出すもちもち餃子をクラフトビールで!『東京餃子スタンド ウーロン』@グランスタ東京
カウンターに腰を下ろすと厨房で絶えず餃子を包み込んでいるのが見える。“包みたて”に気分もアガる。で、2種類の粉を合わせて打ったちょっと厚めの生地がまたいいのだ。
そのもっちりした食感を楽しむなら、まずは「パクチー水餃子」かな。包まれているのはイベリコ豚を使った餡で、カプリとやれば濃厚な肉汁が飛び出してくる。パクチーとの相性も抜群でさらに旨みが膨らむ。
パクチー水餃子660円、焼き餃子550円、ギョーザエール715円

『東京餃子スタンド ウーロン』(手前)パクチー水餃子 660円 ゴマのペーストとオリーブ油が合わさって餃子の旨みが膨らむ (奥)焼き餃子 550円 羽付きにコロンと焼き上げられ、皮の香ばしさもたまらない (ドリンク)ギョーザエール 715円
そしてうれしいのがビール。樽生のクラフトビールが5タップ揃っている。カプっとしたあとにすぐさまビールをごくり。たまらん。烏龍茶の茶葉を使ったオリジナル「ギョーザエール」は、茶葉の香りとホップの苦味で後味さっぱり。
お次はパリッと羽付きの「焼き餃子」といくか。〆飯もあり、気軽に立ち寄れるスタンドとして使い勝手も抜群だ。

『東京餃子スタンド ウーロン』
[店名]『東京餃子スタンド ウーロン』
[住所]グランスタ東京・改札内地下1階
[電話]03-6259-1991
[営業時間]10時〜22時※金は〜22時半、日・祝は〜21時半
[休日]無休
[交通]グランスタ地下北口から徒歩1分
3位【編集・戎セレクト】本物の味を追求した安心安全のタコスに楽しさが止まらない『北出TACOS』@グランスタ東京
この店がお目見えしたのは今から5年前のグランスタ東京の大リニューアルの折。当時はまだニッチなジャンルだったタコス専門店を呼び込むと決めた駅開発チームの鋭い着眼点にも舌を巻いたっけ。以来、本誌がずっと注目し続けてきた1軒だ。
そんな店で追求しているのが本物の味。自家製のトルティーヤは北海道産のトウモロコシ100%で、もっちりとした食感から自然な甘みと香りが膨らんでくる。さらに食材は無添加や非遺伝子組み換えのもので統一。
2種のタコスプレート2590円、モヒート1200円

『北出TACOS』(料理)2種のタコスプレート 2590円 ※写真はカルネアサダ +350円、 チポトレシュリンプ +330円 (ドリンク)モヒート 1200円 メイン具材2種とトルティーヤ6枚が付くセット。具材は写真の他にチキンやポークなど全9種類から選べる
ホルモン剤不使用のグラスフェッドビーフのハラミ「カルネアサダ」を自家製サルサなんかと一緒に包んでパクッとやれば、多彩な味と食感が押し寄せてくる。
さらに「テイクアウトのタコスボックスもおすすめ。車中の楽しさをさらに盛り上げてくれますよ」(編集・戎)

『北出TACOS』店長 小林千鶴さん
店長:小林千鶴さん「テキーラに合うおつまみも用意しています」

『北出TACOS』
[店名]『北出TACOS』
[住所]グランスタ東京・改札内地下1階
[電話]03-6259-1699
[営業時間]10時〜22時(21時10分LO)※金・土は〜22時半(21時半LO)、日・祝は〜21時半(20時半LO)
[休日]無休
[交通]グランスタ地下北口から徒歩1分
2位【ライター池田セレクト】抜群の舞台装置で食す“憧れの洋食”はほかにはない贅沢!『STATION RESTAURANT THE CENTRAL(ステーション レストラン ザ セントラル)』@グランスタ東京
ノスタルジックで少し贅沢な旅の時間。それを味わいながら食事を楽しめる舞台装置がここには揃っている。白いテーブルクロスとランプ。かつての長距離列車の食堂車が再現された特別感のある空間。で、そこで供されるのは“憧れの洋食”なのだから心躍るわけだ。
伝統のスペシャルハヤシライス2800円(ミニサラダ付き)

『STATION RESTAURANT THE CENTRAL(ステーション レストラン ザ セントラル)』伝統のスペシャルハヤシライス 2800円(ミニサラダ付き) 時間をかけて丁寧に仕上げられたデミグラスソースは、マッシュルームもたっぷり
「スペシャルハヤシライス」にスプーンを走らせれば、歴史の中で育まれてきた伝統のデミグラスソースがたまらない。少しビターで隠し味にはバルサミコ酢も効いた味は、寝台列車「北斗星」や「カシオペア」などで、時を経て磨かれてきたものだ。
チキンライスをふわりとした卵が包み、トマトソースの心地いい酸味がアクセントになった「オムライス」も見逃せない。上質なレストランの味。それを味わえるのが、赤煉瓦駅舎の東京駅というのもまたいいのだ。

『STATION RESTAURANT THE CENTRAL(ステーション レストラン ザ セントラル)』店長 宮川耐さん
店長:宮川耐さん「食事とともに列車の旅の気分を味わってください」

『STATION RESTAURANT THE CENTRAL(ステーション レストラン ザ セントラル)』
[店名]『STATION RESTAURANT THE CENTRAL(ステーション レストラン ザ セントラル)』
[住所]グランスタ東京・改札内地下1階
[電話]03-6256-0583
[営業時間]10時〜22時※金は〜22時半、日・祝は〜21時半
[休日]無休
[交通]グランスタ地下北口から徒歩1分
1位【ライター菜々山セレクト】このひと皿のために改札を通りたくなる名パスタに出合った『アル・デンシャル丸の内byアル・ケッチァーノ』@グランスタ東京
改札を抜けてしまえば、あとは缶ビールやコーヒーを買って列車に乗るだけ。そこそこ大きなターミナル駅といえど、これがおおかたの過ごし方だろう。しかし、ここ東京駅では事情が違う。改札の中だってめくるめくグルメが待ち構えているのだ。
むろん本誌スタッフが全店実食調査をした上で、やはりココと1位に推すのが『アル・ケッチァーノ』の奥田シェフがプロデュースしたイタリアン。名ばかりの監修ではなく、山形食材にスポットライトを当て、食による地方創生という理念を守り、彼の料理哲学もしかと受け継いでいた。
その代表作がマッシュルームのパスタだ。
舟形マッシュルームと生ハムのクリームスパゲッティ1980円

『アル・デンシャル丸の内byアル・ケッチァーノ』舟形マッシュルームと生ハムのクリームスパゲッティ 1980円 湯気にのってやってくる香りまでご馳走だ。平日のランチタイムには小さなバーニャカウダも付く
山形県舟形町産のそれでダシをとり、ペーストにしてソースにも。仕上げに生のスライスをあしらって1人前に計20個も使うそう。とはいえ全体の印象はとても柔らかい。強い味ではないのに素材の輪郭がはっきり立っているからスムーズにワインを誘ってくる。
こんな名作があると知れば、わざわざ入場料を払ってでも改札を通りたくなるはずだ。

『アル・デンシャル丸の内byアル・ケッチァーノ』
[店名]『アル・デンシャル丸の内byアル・ケッチァーノ』
[住所]グランスタ東京・改札内1階
[電話]03-6250-6381
[営業時間]10時〜22時※金は〜22時半、日・祝は〜21時半(ドリンク30分前、パスタ60分前、その他の料理90分前LO)
[休日]施設に準ずる
[交通]八重洲北口から徒歩2分
撮影/西崎進也(アル・デンシャル、THE CENTRAL、ありそ鮨し)、浅沼ノア(北出TACOS)、小島昇(ウーロン)、取材/菜々山いく子(アル・デンシャル)、池田一郎(THE CENTRAL、ウーロン)、菜々山いく子(北出TACOS、ありそ鮨し)
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2026年1月号
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