40代になると、髪のツヤやまとまりが気になり始める…という人も多いのではないでしょうか。じつは、髪は顔以上に「見た目年齢」に直結する重要ポイント。今回は、著書『女の年齢は髪で決まる』でも知られるヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんに、白髪ぼかしに効くヘアカラーや、ツヤ髪を育てる日々のケア習慣を教えていただきました。

40代からは「髪で年齢が決まる」

ヘアライターとして20年近く女性の髪を見つめてきたさとゆみさん。そんなさとゆみさんによると、40代前後はとくに髪の悩みが増える時期なのだそう。

【写真】「ツヤ髪」がかなうドライヤーの乾かし方

「この世代に多い悩みは大きく4つあります。まずは白髪、そして薄毛、髪のツヤがなくなること、最後に、髪がうねりやすくなることによるアホ毛やまとまりのなさ。こうした髪質の変化に悩む方は非常に多いです」(さとゆみさん、以下同)

<40代前後に多い髪悩み>
・白髪
・薄毛
・髪のツヤがなくなる
・髪がうねりやすくなる

だからこそ、髪をきちんと手入れしているかどうかが、メイク以上に見た目年齢や印象を左右するのだとか。

「大げさではなく、40代以降は髪で年齢が決まると言ってもいいくらい。髪の正しい扱い方を知っているだけで、ものすごく得をする年代なんです」

「白髪」は髪とのつき合い方を変えるチャンス

40代になると多くの人が直面するのが白髪の悩み。しかし、「白髪は意外とチャンスなんです」とさとゆみさん。

「白髪が出てきたからこそ、若い頃にはできなかったようなカラーリングにトライできるんですよね」

たとえば、これまで避けていた明るめのトーンに挑戦するきっかけにもなるし、白髪染めを機に美容院に通う頻度が増える人も多いといいます。

美容院でメンテナンスする回数が増えるのは、髪を美しく変える絶好の機会。髪は、お花を切ったときの茎の部分と一緒で、切った瞬間がいちばんフレッシュなんです。伸びていなくても毛先を切りそろえるだけで、きれいな髪の状態を保てます」

白髪は明るいカラーを入れて「なじませる」

白髪とのつき合い方として、最近では「グレイヘア」や「ハイライト」など、さまざまな選択肢が生まれています。どのような方法を選ぶのがいいのでしょうか。

「グレイヘアももちろんすてきです。ただ、白髪はまばらに生えてきたり、いつまで経っても10%以上白髪にならなかったり、など遺伝的な要素も大きいので、だれもがきれいなグレイヘア仕上がるわけではありません。なので、グレイヘアは白髪の量が増えてきたときにとっておくのもひとつかな、とも思っています」

さとゆみさんのおすすめは、せっかく出てきた白髪を黒髪で隠してしまうのではなく、白髪を活かしながら楽しんで遊ぶ方法。

「黒染めをすると新しく白髪が伸びてきたときに目立ってしまいます。それは黒い画用紙に白いクレヨンで線を描くようなものベースの髪色をベージュのような明るいトーンにしておけば、白髪が自然になじんで目立ちにくくなりますよね。これが髪色と白髪の関係なんです」

そこで試しているのがハイライトを入れて髪色が1色ではない状態にすること。さとゆみさんの場合は4か月ほど色もちしているそう。

「明るめのハイライトメッシュをたくさん入れていますが、こうすると白髪が目立ちません。根元の黒い髪が伸びてきても、それがデザインの一部に見えるので気にならなくなりますよ。また、白髪染めやハイライトも毎回全頭染めずに、リタッチする方法で傷みも和らぐと思うので、美容師さんに相談してみてくださいね」

日々のケアで、髪は美しくなる

美しい髪を保つためには、トリートメントや美容家電にお金をかける前に「まずは日々のケアを見直すことが大切」なのだそう。

ドライヤーは値段よりも「かけ方」「高級なドライヤー

「高級なドライヤーを買う前に、髪の乾かし方を見直す方が確実にツヤ髪に近づけます」と、さとゆみさん。

「早く乾かしたいからとついやりがちな、“下から上に向かって、髪をめくり上げるように風をあてる”のはじつはNG。ウロコ状になっているキューティクルが逆立ち、髪がバサバサになる原因に。大切なのは髪の根元から毛先へ、上から下に風をあてること。また、この方法で前髪のうねりを取るだけでも若見えできますよ」

シャンプーは「予洗い」で劇的に変わる

加えて、シャンプー前の「予洗い」も大事です。

「2分ほど、38℃くらいのぬるま湯だけでしっかりすすげば、ほとんどの汚れは落ちます。その後シャンプーすると少量でもすぐに泡立ち、洗いやすくなります。また、熱いお湯は髪や頭皮のダメージにつながるので避けてくださいね。こうしたお金をかけずにできる、日々の少しの工夫で、髪の美しさが大きく変わってくるので、試してみていただきたいです」

さとゆみさんのアドバイスはすぐに取り入れられるものばかり。ぜひ今日から、できることから試してみてくださいね。

※ この記事は2025年7月にvoicyチャンネル「明日のわたし研究所 by ESSE」で放送した内容を再編集して記事化しています