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10月17日より受注開始

10月8日、日産は新型『リーフ』の日本仕様『B7』グレードを発表。10月17日より受注を開始し、来年1月からデリバリーする予定だ。CセグメントEVのリーフは、2010年に初代が登場して、この新型で3代目となるが、3代目を迎えるEVは世界中でリーフが初めてだという。

【画像】世界初の3代目EV!新型『日産リーフ』日本仕様B7発表 全159枚

新型リーフには、驚くような新テクノロジーは採用されていない。だが、15年積み重ねてきたEV作りの知見と経験を最大限活かして、乗る人すべてが気持ち良くドライブでき、安心して乗れるクルマを目指したという。そんなリーフの注目すべきポイントをいくつか紹介していこう。


日産は新型『リーフ』の日本仕様『B7』グレードを発表。    平井大介

まずはパッケージングだが、後述するパワーユニットのコンパクト化により、室内長を犠牲にせずに全長は従来型より120mm短縮している。全高も立体駐車場に対応する1550mmにおさめた。薄型インパネやフラットフロア、そして日産初の調光パノラミックガラスルーフの採用により、広く快適なキャビンを実現。この調光パノラミックガラスルーフは遮熱機構付きで、シェードが必要ないため室内高を稼げるというメリットもある。

スーッと滑らかで、気持ちのよい走り

EVのキモとなるパワートレインはインバーター/モーター/減速機を一体化。従来型のパワートレインに対し容量は10%削減しながら、モーター最大トルクは4%向上した。今回発表されたB7では、最高出力160kW/最大トルク355Nmを発生。なお、来年2月には130kW/345Nm版の『B5』も発表される予定だ。

プラットフォームは上級モデルアリアと同じ、CMF-EV。リアサスペンションは従来型のトーションビーム式からマルチリンク式に変更され、ラックアシスト式の電動パワーステアリングも採用した。


プラットフォームは上級モデルアリアと同じ『CMF-EV』を採用。    平井大介

これらにより、従来型に比べて車体ねじり剛性は86%アップ、横剛性は66%アップしながら前後剛性を28%ダウンさせ、ステアリング剛性は48%アップ。日本仕様は専用の足まわりを採用して乗り心地を重視している。

これらが『スーッと滑らかで、気持ちのよい走り』をもたらし、さらにカメラとレーダーによるインテリジェントディスタンスコントロールが先行車両との車間距離を検知して減速操作を支援。加速も減速も、スムーズで滑らかな走りを実現するという。

最大航続距離は700kmオーバーを達成

78kWhのバッテリーを搭載した『リーフB7』は最大702kmの航続距離を実現。この達成には、Cd値=0.26という空力特性に優れたボディスタイルの効果も大きい。理想的な空気の流れと室内空間を両立させるファストバックシルエットを採用。

ボディサイドの空気の流れを抑制する開口部の小さいフラットなデザインのホイールをはじめ、シーリング性を高めるグリルシャッター、フロントフード先端やリアデッキ、前後バンパー形状の最適化、脱着式のサイドジャッキエリアカバーなど、細部までこだわり抜いたことでクラストップの空力性能を達成している。


78kWhのバッテリーを搭載し、最大702kmの航続距離を実現。    平井大介

パワートレインに関しては『もったいない精神』で熱エネルギーを無駄なく活用。クルマの冷熱システムを統合した統合熱マネジメントシステムを進化させ、空調システム、バッテリー、パワートレインの冷熱システムをすべて連結し、統合制御する。

例えばバッテリーやモーターが発する熱を回収して空調システム(冬の暖房)に活用するなど、クルマ全体の熱エネルギー効率をアップさせることで、航続距離を伸ばしている。

誰もが安心して乗れるEVに

充電性能も進化。バッテリー温度が25度の場合、90kW充電器なら約45分、150kW充電器なら約35分で充電率10%から80%まで充電できる(従来型は、いずれも約50分)。また、低温環境でもバッテリー事前暖気機能(寒冷地オプション)を使えば、充電量を標準温度相当まで回復させることが可能だ。

さらに、カーナビと連動して先読みすることで、航続距離と充電性能を向上。カーナビのルート情報からバッテリーへの負荷などを予測し、最適なバッテリー温度に自動調整するという。また、バッテリーを無駄に温めたり冷やさない制御により、電力消費を最小化し、充電性能を最大化することで、航続距離を伸ばしている。


90kW充電器なら約45分、150kW充電器なら約35分で充電率10%から80%まで充電できる。    平井大介

『飛び道具』はないけれど、知見と経験から作り込まれたEVの新型リーフ。その魅力は、ぜひ実際に試乗して実感してみるといいだろう。

日産リーフのスペック

日産リーフB7 G
[ ]内はB7 X

全長×全幅×全高:4360×1810×1550mm
(プロパイロット2.0装着車の全高は1565mm)
ホイールベース:2690mm
最低地上高:135mm
車両重量:1920[1880]kg
最小回転半径:5.3m
一充電走行距離:685[702]km
(プロパイロット2.0装着車は670[687]km)
交流電力量消費率:133[130]Wh/km
(プロパイロット2.0装着車は137[133]Wh/km)
モーター型式:YM52(交流同期電動機)
最高出力:160kW(218ps)
最大トルク:355Nm(36.2kg-m)
バッテリー総電力量:78kWh
WLTCモード航続距離:685[702]km
(プロパイロット2.0装着車は670[687]km)
駆動方式:FWD
サスペンション:Fストラット Rマルチリンク
タイヤサイズ:235/45R19[215/55R18]
価格:599万9400円[518万8700円]


日産リーフB7 G    平井大介