昨季は14クラブ、今季は12クラブが新監督 セリエAは監督交代が多すぎて展開読みづらく「監督交代への理性や忍耐といったものが薄い」
近年のセリエAは優勝予想が難しいリーグになっているが、読みづらくなっている理由の1つに『監督交代の多さ』が挙げられる。
今夏もセリエAでは新指揮官を迎えて戦うクラブが目立っており、インテルはシモーネ・インザーギ→クリスティアン・キヴ、ローマはクラウディオ・ラニエリ→ジャン・ピエロ・ガスペリーニ、ミランにはマッシミリアーノ・アッレグリが復帰するなど、実に12クラブが新指揮官を迎えているのだ。
昨季はアントニオ・コンテ体制1年目のナポリがスクデットを手にしており、コンテ体制は今季も続いている。組織の完成度では体制継続のナポリが一歩上とも言えそうだが、ガスペリーニやアッレグリもセリエAでの経験が豊富な指揮官だ。今季もどうなるか読みづらい。
同サイトでイタリアサッカーを専門とするアニエロ・ルチアーノ氏はセリエAで監督交代が目立つ理由として、リーグ全体で短期的な目標達成を好む傾向にあると説明している。
「イタリアのクラブは文化的に即座の結果を重視してきたところがある。一般的にイタリアのクラブには監督交代への理性や忍耐といったものが薄いのだ。昇格を決めたクラブもリーダーシップや戦術プランに関わらず、頻繁に監督交代へ動く傾向にある」
昨季までアタランタではガスペリーニが長期政権を築いていたが、そのガスペリーニも今季よりローマを指揮している。これにより、現在のセリエAは新監督を迎えたクラブと任期2年目を迎えたクラブしか存在していない。長期政権を築いているクラブが存在しないことになり、今季どこが抜け出すのか予想は難しくなっている。
