「主軸と思われていた選手が出ていくチーム」横浜FMに勝ってなお危機感を強める城福監督の真意とは?【東京V】
しかし、試合後の城福監督に笑顔はなかった。抱いているのはむしろ危機感で、それは次のコメントからも分かる。
実際、東京Vは7月下旬から8月上旬にかけて翁長聖がV・ファーレン長崎、木村勇大が名古屋グランパス、さらに綱島悠斗がロイヤル・アントワープ(ベルギー)に移籍と貴重な戦力を失っている。いつ誰が抜けるか分からない状況でJ1リーグを戦い抜くには“総合力”が不可欠で、だからこそ途中出場の選手の出来が鍵を握ると、城福監督は主張したいのだ。
68分に投入した白井亮丞を90分に下げたのも意図的なものだった。
「白井亮丞が“イン”“アウト”したのは、象徴的なことです。彼だけの問題ではありませんが、リードした状況でピッチに入った選手がどんな守備をしたのかと。彼らが成長しないとこのチームは持ちません。主軸と思われていた選手が出ていくチームなので。彼らにもっと厳しく、もっと高いハードルを与えて乗り越えてもらわないと、ヴェルディが勝点3を獲り続けるのは難しいです。ですので、今日は勝ったあとは思えない声がけを選手たちにしました」
今回1−0で勝ったから良かったでは済まされないと、城福監督は強い口調で言った。
「高いものを要求してこそJ1に残れると思います」
成長こそが東京Vを支える原動力になる。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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